暁星中学校・高等学校|デジタルパンフレット
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9東京大学 教養学部稲毛 瑛右くん音楽部と合唱部を兼部し、勉強以外では音楽に明け暮れた6年間を過ごしました。暁星の音楽部は中高では珍しいビッグバンド。他でできない体験をできたのがいい経験になっています。吉川 暁星は、生徒同士、先輩後輩、先生と生徒など、つながりが強い学校だと思います。卒業してからも暁星OBとつながったり、暁星を知っている人とつながったり、不思議と多方面とのつながりがあるのを実感しています。大角 暁星のよさを改めて実感したのも卒業してから。暁星は自由でのびのびとしていて、自主性を重んじる学校だと思います。自分たちが通っていたときは、それほど感じていませんでしたが、他の学校の人の話を聞くと、自分たちはいい学校にいたなと思う(笑)。稲毛 そうですね。勉強の面だけでなく、部活動や委員会活動なども生徒主体。生徒会も自分たちで運営していて、生徒がやりたいことがやれる環境がありました。生徒主体で動くから、縦のつながり、横のつながりができて、自然とまとまりました。そうしたつながりの中から学ぶこと、得られることも多くて、卒業してからも活きていると思います。吉川 生徒と先生とのつながりという話が出ましたが、暁星では先生との関係もすごくよかったですね。もちろん、先生は授業や学校の様々な活動で指導してくださる存在ですが、先生が一方的に生徒に教えるという形ではなく、少し先を歩く先輩のような立場で、いい意味で距離が近い。だから、いつでも気軽に何でも話せたし、よき相談相手でいてくださいました。例えば、親には話しにくいこと、同級生には言えないことも、先生には話せたりする。ちょっと特別な存在でした。だから、今でも暁星に来ると、先生と話が盛り上がったりしますね。大角 卒業して大学生になると、高校と違って助言をもらえる機会がほとんどなくなります。暁星の先生のような存在がいなくて戸惑う部分もあります。稲毛 確かに、今は気軽に相談できる人がいない感じです。吉川 しっかり相談したいような“重い話”ではなく、ちょっとしたことを気軽に話せるというのがいいんですよね。他愛のない話でも聞いてくれる存在がいてくれたことは、改めてよかったと思うし、感謝しています。稲毛 そうですね。適度な距離感でいながら、親身になってくれる存在は本当にありがたかったですね。吉川 僕は、高3の11月頃、受験勉強のために睡眠時間を削っていたことがあったのですが、先生が気づいて声をかけてくださいました。睡眠不足になっていたのをいち早く気づいてくださったので、生活を見直すことができました。大角 距離が近い分、よく見てくださっていたということですよね。暁星にいた頃は当たり前でしたが、今になってとても恵まれていたことを実感します。身近に先生がいてくれることが本当に心強かったし、どこかで安心できていたのだと思います。懐かしいですね。大角 僕は鉄道が好きで、中学受験でも鉄道研究会がある学校に入りたいと思って暁星を選びました。6年間鉄道研究会に所属し、在校生はもちろん、OBとのつながりの強さも実感しました。2018年に創部50周年のイベントとして列車を貸し切ったり、文化祭で大掛かりなジオラマを作ったりしましたが、OBの方々がいろいろとフォローしてくださって、すごい先輩がたくさんいらっしゃることを実感しました。同じ暁星出身ということで、年齢を超えてまとまれるのもすごいですね。稲毛 そうですね。OBはすごい方が多いと思います。「暁星出身」というと初対面でも何か結束力のような感覚がありますね。早稲田大学 法学部大角 俊くん鉄道が好きで鉄道研究会のある暁星中学校を志望しました。中学・高校と鉄道研究会に所属。2018年、鉄道研究会創部50周年記念イベントを取り仕切り、OBとのつながりの強さを実感しました。卒業して改めて実感した何でも相談できる先生の存在中高が一体となって取り組み部活動で学ぶことは卒業後も活きる卒業したからこそ感じる忘れられない暁星での日

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