正則学園高等学校|デジタルパンフレット
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慶應義塾大学 在籍石田「2020年度卒業生の石田哲也です。よろしくお願いします」一同「よろしくお願いします」石田「実は僕、生まれた時に心臓の病気を患っておりまして、それに加えて5歳の頃には耳の手術を行い、8歳では盲腸、10歳で耳の症状が悪化し再手術。とまあ、いわゆる病弱な体質で、小学校は休み続きの日々でした。中学に入ってからは次第に体調も良くなってはきたのですが、体も心も落ち着いた頃にはあっという間に受験シーズン。いまいち勉強にも身が入らず、高校受験に関しても「点数取れば受かるでしょ?」って感じで単純に考えていて、夏休みの40日間で10時間しか勉強してませんでした。(笑)」小林副校長「受験シーズンに1日あたり勉強15分? 他の時間なにやってたの?」石田「ひたすらYoutubeとか観てました。(笑) 志望校を決定したのも10月に入ってからですけど、以前からここ(正則学園)って決めてました」木下先生「見学会で決めたとかじゃなくて、そのずっと前から?」石田「はい。理由は単純で、兄が正則学園の在校生だったからです。兄から校風の良さを聞いていて、いい学校そうだなって。とはいうものの、相変わらず受験勉強は手に付かないまま気づけば1月。いよいよヤバイってなって、1日平均9時間勉強に切り替えて、1ヶ月近くの猛勉強の末なんとか正則学園合格となりました。けれど安心したと同時に、自分はとある負の感情を抱くことになります。勉強量や学習意欲が足りなかったとは言え、自分は同級生に比べてそもそも実力不足なんだって。中学最後に感じたのは、なんと『劣等感』でした。(笑)」石田「劣等感を引きずったまま高校生活がスタートしますが、僕、入学間も無くYoutubeで見つけた某有名アイドルグループの子にドハマりします。人生の癒しに出会って劣等感から立ち直りかけた僕を、再び地に落とす事件が起きます。その子のスキャンダルです。。。」棚橋先生「これは悲しい。。。(苦笑)」石田「そこで再び、自問自答します。「そっかぁ、俺って周りと比べて実力不足だし、好きなアイドルはスキャンダルだし、色々うまくいかないな」って思って、誰かに相談したくなったんですよね。そこで気づいたんです。自分には悩みを打ち明けられる友達がいないって。携帯で中学の時の友達を探してみても、相談できるほど親密な友達がいない。今だから話せるけど、劣等感、失恋?、友達がいない、この3つが重なった時、高校中退したいなって思ったんです」中学校生活、最後に抱いた感情。入学1ヶ月で自主退学?その理由は?石田 哲也先生あの時実は辞める気でした!

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