聖心女子学院|デジタルパンフレット
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大我に生きる よく生きる株式会社電通 コピーライター/CMプランナー/作詞・作曲本間絹子 さん74回生 1989年卒業耳の聞こえないTVディレクターとしてNHK 制作局ディレクター長嶋愛 さん84回生 1999年卒業聖心で学校生活を送るなか、自分と同じ年頃の子どもが困難な状況下で生きているという事実について知り、成長段階にあわせて考える機会を数多くいただいたように思います。さまざまな経験を通じて、国際的な視野をもちながら、「よりよい社会を築く」ために自分が貢献できることについて考える習慣を育んでいただきました。(※)聖心女子大学文学部卒業(国際政治専攻)。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス修士課程(エスニシティ研究)を修了後、日本ユニセフ協会に入協。2016年より現職。仕事の傍ら、高等科3年に始めたいけばなを続ける。草月流1級師範常任総務。聖心で培った、人智の及ばない大きなものに生かされ、守られているという意識は、自分に謙虚な気持ちと同時に、むしろ小さな己だからこそ自分らしく精一杯生きて人の役に立とう、それこそが生きる意義だ、という確信とエネルギーを、いまも与えてくれています。何より礎となっているのは、「小我でなく、大我に生きる」、奉仕の精神です。(※)早稲田大学 第一文学部 心理学科卒業、電通入社。サントリー燃焼系アミノ式、トヨタ自動車パッソ、花王新メリット、NHKみんなのうた「おはようのうた」等の企画・作詞・作曲・歌唱を担当。1児の母。※フルバージョンはWebにてご覧いただけます。公益財団法人社会に生きるための人間教育公益財団法人 日本ユニセフ協会個人事業部 マネージャー松本和子 さん80回生 1995年卒業クリエイティブ他者に共感する心を持って誠実に聖心では、「社会に貢献できる賢明な女性となること」を目指し、そのために「自分の出来ることは何か」を常に考えるように教えていただきました。中等科では、「生物、化学、物理、地学」に分かれて専門的になる理科の授業が本当に面白く、自分の興味を追求し、学んだことを人のために役立てることができる職業として医師を目指しました。大学卒業後は耳鼻咽喉科医として診療にあたっています。同じ病気でも症状の辛さ、受け止め方は人それぞれです。訴えを傾聴した上で、診察、診断、治療していく。日々の診療は同じようなことはあっても同じことはおこりません。日進月歩の医療の世界では、提供できる治療の選択肢も年々増えています。聖心で育んでいただいた他者に共感する心を持って誠実に、研鑽を怠らずに一人ひとりの患者さんのそれぞれの最善を目指すこと、それが、今、私に出来ることと考え、これからも努めてまいりたいと思います。私は、テレビ番組を作っている、耳の聞こえないディレクターです。在校中は補聴器をつければ、会話がほぼ成立していましたが、現在は、自力では聞き取ることが出来ず、音声を文字に起こす通訳者と一緒に働いています。前例のない働き方を実現できた原動力の1つには、聖心で育ったことが影響しているように思います。(※)聖心女子大学卒業、2003年NHK入局、Eテレ「ハートネットTV」「ろうを生きる難聴を生きる」「ETV特集」などの番組を制作。医師 医学博士総合病院国保旭中央病院 耳鼻咽喉科主任医長小林麻里さん71回生 1986年卒業東京医科歯科大学医学部卒業後、東京医科歯科大学付属病院研修医、都立駒込病院医員、NTT東日本関東病院医員、東京医科歯科大学助教などを経て現職。東京医科歯科大学医学博士。日本耳鼻咽喉科学会専門医。耳鼻咽喉科専門研修指導医。医療放送21多彩なジャンルで活躍する卒業生からのメッセージ

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