女子美術大学付属高等学校・中学校|デジタルパンフレット
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アーティスト虎屋 お得意様担当課和菓子オートクチュールインダストリアルデザイナーイタリア旅行のサポートサイト「La casa mia」代表イタリア語医療通訳《鳥の歌 鳥よ、僕の骨で大地の歌を鳴らして。》展示風景、2015年、第一生命ギャラリー、東京“Birds, sing the songs of the earth, through my bones.”installation view, 2015, Dai-ichi Life Gallery, Tokyo, Japan大小島 真木('05卒) 私は小さな頃から絵を描くことが好きで、ずっと描き続けてきました。今は好きにプラス、ヒトの意識の隙間に入り込む”装置”としての面白さも感じ、作ることに大きな喜びを持っています。ヒトが生まれ持った”時間”を如何にして生きて行くのか、というのは生き物としての課題です。学生という時間は作物を育てる豊かな種まきの時間のようですし、また種を蒔く場所を視野広く探せる時間にもできます。よく遊びよく学べ!のことわざの如く、今ある時間を尊び生きて、未来に向かって進んで欲しいと思います。澤村 彩('06卒)お客様のご要望に合わせオリジナルの和菓子をデザイン、製造する「オートクチュール」を担当しています。スケジュール管理や、ご要望に沿ったご提案をすることがとても重要で、今思うと、女子美時代に当たり前にあった作品の課題をすること、文化祭や運動会などの行事で制作意図を明確に伝えることを無意識に学んでいたのだと思います。素材や伝統的な技法に向き合い、観察、練習を繰り返し、新しい作品を作る仕事で「好奇心・前向きな姿勢」「集中力」「作品で遊ぶ」などを養えたことは、友人と過ごした日々や、のびのびと作品に向かえた環境があったからだと思います。2011年女子美術大学大学院修士課程修了。主な賞にトーキョーワンダーウォール賞(09年)、VOCA奨励賞(14年)など。近年の主な展示に、個展「鳥よ、僕の骨で大地の歌を鳴らして」(第一生命ギャラリー、東京、15年)、「絵とことばのまじわりが物語のはじまり」(太田市美術館・図書館、群馬、17年)、「万物の眠り、大地の血管」(府中市美術館 公開制作、東京、17年)、「アグロス・アートプロジェクト 明日の収穫」(青森県立美術館、青森、17年より継続中)など。その他、アニエス・ベー主催による海洋調査船タラ号のプロジェクトへの参加や、多摩六都科学館のプラネタリウム全天88星座の原画制作、南沢氷川神社への天井画奉納など多方面で活動。2010 株式会社虎屋入社Heartbeat2014 pencil and acrylic onpaper, painted on framesize 38.4×35cm@Maki Ohkojimaベネッセコーポレーション こどもちゃれんじ エデュトイ大橋 由三子('84卒) インダストリアルデザインは、私たちの身の回りにあるすべてのものが対象です。そして毎日「だれか」が笑顔になってくれるために、一生懸命知恵を絞る仕事です。科学技術や経済と美しさがひとつになって暮らしのさまざまな問題に答えを出していきます。私にとって女子美の自由でのんびりとした校風は既存の価値観にとらわれることなく、好奇心を持ち、じっくり物事を考え、安心して試行錯誤できる貴重な場を与えてくれたのだと思います。デザインユニット パスキーデザイン代表多摩美術大学 生産デザイン学科教授女子美術大学非常勤講師女子美術大学卒業後イタリアに語学留学、フィレンツェ外国人大学イタリア語上級コース修了。ベネトングループ・ジャパン勤務後、再びフィレンツェへ。現在トスカーナにて家族と素敵な山暮らしの日々。その様子は著作やテレビ番組でも紹介され、人気ブログ「フィレンツェ田舎生活便り2」にて随時更新中。奥村 千穂('90卒)高校入学のきっかけは、油絵の匂いと元気な付属生でした。3年生の時に個人旅行で行ったウィーンで世界の広さを実感し、大学の卒論に必要だったこともあり、イタリア語の学習を始めました。イタリアの人、歴史、美術が大好きだったことで勉強に情熱を注げたと思います。それが今の仕事にも活きています。女子美付属時代は、敷かれたレールではなく、さまざまな人生の選択肢があることを、アイデアには縛りがないということを、実感を持って習得しました。後輩たちには、自分の好きなものを大切に一生懸命追いかけて、自ら新しい仕事を生み出せる、仕事を創る人になってもらいたいです。三菱レイヨン 浄水シャワーヘッド「ツヤハナ」37JOSHIBI GRADUATES卒業生紹介アーティスト、クリエイター、プランナー、教員など多彩な分野で活躍しています。

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