玉川学園中学部・高等部|デジタルパンフレット
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「人生の最も苦しい いやな 辛い 損な場面を 真っ先きに 微笑を以って担当せよ」。創立者小原國芳が、自ら困難に立ち向かい、それを担う開拓者精神のある人材が生まれることを願って掲げた「玉川モットー」です。玉川池の石碑にも刻まれたこのモットーは、今も全学園共通の実践目標となっています。私立学校に入学するほぼすべての児童・生徒は大学に進学します。玉川学園では私学の強みを活かして、K(Kindergarten)-6-3-3制度による弊害であり、小1プロブレムや中1ギャップなどの原因となる幼小、小中、中高の垣根を取り除いたなだらかな一貫教育を展開しています。そして、施設や学校生活上の区分、カリキュラムなどは長年の経験に裏付けられた、子供の発達観に応じた配慮をしています。学年ごとの目標を明確にした学びとしているため、中学校(7年生)や高等学校(10年生)など途中からの入学でも心配ありません。教育の根本は労作教育にあります。玉川学園では「額に汗を流し、労しむことは万人の喜びであり、誇りであり、義務である」と考え、労作教育を重視してきました。「作」は作業の作ではなく、創作の作であり、合わせて「労作」と名付けました。労作による試行錯誤を通して、知識は概念として定着し、技能は活用可能になります。学習の労作化が実現した時、学習は構成主義的な学習になります。「百聞は一見に如かず、しかも百見は一労作に如かず」。玉川学園では労作を「Learning by Doing(為すことによって学ぶ)」、「知行合一」という教育信条として捉えています。玉川の丘で、子供たちはホンモノの体験を重ねながら学び、大きな夢を抱き、社会へと飛び立ちます。K-12は、家庭から社会へと出ていく基礎づくりの期間。それを繋ぐのが学校であり、学校への準備が幼児教育(K)です。本学園ではK-12の一貫教育により、個性、進度に合わせた個別最適化した教育を行っています。社会で活躍していくために、「真・善・美・聖・健・富」の6つの価値を調和的に兼ね備えた全人教育が必要だと小原國芳は唱えました。夢の終着駅は、すぐそこに手が届くものではありません。幼稚部から12年生まで切れ目なく続く全人教育という夢の架け橋によって、混沌とした時代の中でもその夢への努力を続けられる人を育てます。10玉川学園長 小原 芳明困難に立ち向かう心「玉川学園のモットー」先駆的なK-12一貫教育体制実践して理解する「労作教育」夢の架け橋となり、未来の可能性を広げていく

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