玉川学園中学部・高等部|デジタルパンフレット
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27高等部から指定校推薦で北里大学医学部に入学し、研修医を経て北里大学病院 放射線診断科に入局しました。今年4月からは、稲城市立病院に出向しています。主に画像診断を行っており、健康診断の胸部X線写真なども見ています。玉川学園での生活は、率直に「のびのびとして心の底から楽しかった」です。個々人の美点を見て伸ばしてくれるような、肯定的な雰囲気がとても好きでした。先生方も普段から気さくに接してくれて、進学先で悩んでいた時、指定校推薦枠について声をかけてくれたのがきっかけで今の私があります。苦しく辛い時もありますが、玉川のモットーは今でも私の支えの一つです。SSHの活動で梅酒の研究を行い、12年生の時に世界最大の科学コンテスト「国際学生科学技術フェア(ISEF)」に日本代表として出場しました。玉川学園は研究設備が充実しているため、設備による研究の制約が少なく、未解決の問題を解決する方法を学びました。発表資料の作成や発表技術など、利便性の高いスキルを身に付けられただけでなく、研究を進めるにつれて梅などの植物が持つ有用物質に興味を持つようになり、進路を決める大きなきっかけとなりました。大学ではさらに研究を深めて有用成分を見つけるだけでなく、人工的な合成を可能にして創薬の研究に尽力し、社会に貢献できるような研究を行いたいです。小田原市にある巨岳山 岩泉寺で副住職をしております片岡継宗と申します。玉川学園の丘を初めて訪れたのは、小学6年生のときでした。広大なグラウンドをはじめ、理科や美術の専門校舎など、学園内の施設や環境を見学したときに“こんな学校があるんだ”という驚きとともに“ここで学んでみたい”と感動したことを今でも鮮明に覚えています。先輩たちの笑顔あふれる姿を見たとき、ワクワクした気持ちになりました。学園での学びと出会いは、私の人生にとってのかけがえのない大切な宝になっています。卒業した今でも実感し、先生方、出会った友達、そしてなにより通わせてくれた両親に感謝の気持ちでいっぱいです。安達 みずほさん(2009年度卒業)稲城市立病院 医師(放射線科)松井 了子さん(2022年度卒業)筑波大学 理工学群 化学類 1年片岡 継宗さん(2010年度卒業)巨岳山 岩泉寺 副住職夢に向かって進む卒業生

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