玉川学園中学部・高等部|デジタルパンフレット
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幼稚部から大学まで玉川学園で過ごした中で、海外交流や研修に参加できる機会が多くありました。現地の文化や習慣に触れる経験を通して異文化教育に興味を持ち、玉川大学卒業後にアメリカの大学へ進学・卒業しました。現在はアメリカの幼稚園でモンテッソーリ教育を通して、子ども達の成長と自立をお手伝いする仕事をしています。日々の活動で子ども達が自ら選び、取り組み、それをやり遂げる「自立」へと導きます。玉川学園の教育信条の一つ、学びは教えられるものではなく、自ら学びとる「自学自律」を、学園生活の中で養うことができました。そんな自学自律の精神を現在も活かして、教育の場に臨んでいます。小学部から玉川学園で過ごした中で、労作教育や稲作の体験がきっかけで農業分野に興味を持ちました。中学の自由研究では農業系の研究を行い、玉川大学農学部の先生方にも協力をしていただきました。「将来は農業に関わりたい」と考え、10年生の時に自然豊かなスイスに留学しました。帰国後、12年生で生徒会長を務めました。生徒会では自ら主体的に活動することができ、スポーツ大会の企画や運営を行ったり、食品自販機の導入について提案したりしました。大学では、情報科学やAIを活用した農業方法について学び、学んだことを活かしてより効率的な農業生産方法の開発、実用化できるような研究をしたいです。現在は上智大学大学院の熱工学研究室に所属しており、二酸化炭素を排出しないカーボンフリーエンジンについて研究しています。地球温暖化の抑制に向けて、水素をはじめとしたカーボンフリーエネルギーに着目し、アンモニアを燃料として実際のエンジンを使用した実験などを行っています。在籍中に学びの技や自由研究、サイエンスクラブでの活動を通して身に付けた論理的・批判的な思考力は大学の授業やレポート、研究活動において非常に役立っています。音楽祭で歌った歌を無意識に口ずさむこともあり、玉川学園での生活を思い出すことが多々あります。玉川のモットーは、どんな時でも自分の原動力となっています。 28玉川学園で夢を見つけ、学び、巣立っていった卒業生たちの姿は、在校生の良きロールモデルとして活かされています。園田 紗也さん(2009年度卒業)Discovery Montessori / Primary Lead Teacher (3-5 years old)佐鳥 丹久朗さん(2022年度卒業)九州大学 農学部 生物資源環境学科 1年岡田 崇靖さん(2019年度卒業)上智大学大学院 理工学研究科 理工学専攻 1年ご提供

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