正則学園高等学校|デジタルパンフレット
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老後の趣味も兼ねて、お花でも嗜んじゃおうかなって、軽い気持ちで参加したんですけど、全然思ってたのと違った!(笑) えっ5分間で活ける? しかも対戦? 全国大会? ってスケールのデカ過ぎる話に唖然としながらも活動は始まるわけです。そして忘れちゃいけないビッグバンド部。迫りくる東京ジャズ。いろんなことが重なってオーバーヒートしてか、トランペットを吹くことが怖くなってしまったんです」小林副校長「好きなものが怖くなった?」黒木「そうなんです。さっきも言いましたけど、個性を出して批判されるのが恐い。そうなると、アドバイスもリアクションも全て批判に聞こえてきてしまう。好きなトランペットが嫌いになりそうで。きっとここから半年間くらいは高校生活で一番辛かった時期ですね」棚橋先生「半年間か。それからその状態は克服できたの?」黒木「はい、12月に。4日間の休息が僕を救ってくれました」一同「あー!なるほど!(笑)」黒木「そうです!修学旅行のシンガポールです。これがめちゃくちゃ楽しかった!あのマリーナベイサンズに泊まって、USS(ユニバーサル・スタジオ・シンガポール)で遊びまくって、もう溜まりに溜まっていたストレス大発散!なかでもセントーサ島でのバンジージャンプ。青い海、白初めてのバンジージャンプ。い砂浜、雄大な緑。大自然の中での開放感。初めてのバンジージャンプ。怖かったー。でも自分を出す、個性を出す怖さとかが、思いきって飛ぶ怖かったー。でも自分を出す、個性を出す怖さとかが、思いきって飛ぶことで全部払拭できた気がしました。ちょっとおしっこチビってもいい!ことで全部払拭できた気がしました。ちょっとおしっこチビってもいい!思いっきりやってやれ!って勇気が持てたというか。」思いっきりやってやれ!って勇気が持てたというか。」阿部先生「おしっこはやめて(笑)」黒木「楽しい修学旅行も終わり、心機一転で3年生。と思ってたら今度はコロナですよ。各部大会の中止やイベントの中止。ビッグバンドも花いけも思うような活動ができず、意気消沈していたところ、なんと私、テレビ出演することになります。あの人気番組、マツコの知らない世界で花いけ男子を特集してくださって、我が正則学園が全国区に!(笑)マツコさんと直接お話ができて、とても勇気の出る、自信の持てる言葉を仰って頂き、やっててよかった!評価してくれる人は必ずいるって思いました。成功するとか報われるとかじゃなくても、必ずやっただけの形になる。最後に、受験生の皆さんも、今とても大変な時期ですが、諦めない、続けていれば、きっと形になります。合格して楽しい高校生活を過ごしてください!本日はありがとうございました!」一同「ありがとうございました!」諦めない、続けていれば形になる!一人の学生が正則学園で歩んできた物語。その一つひとつが私達、教員にとっての生きた参考書だ。黒木康次郎君の3年間をじっくり教えてくれ!!

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