正則学園高等学校|デジタルパンフレット
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齋藤先生「入学して1ヶ月?5月の時点で高校中退を考えたんだ」石田「はい。所謂、五月病みたいなものだったんですかね?でも当時は本当にそう思ってました。そこからどうにかプラス思考に持っていって、まずこの3つをなんとかしないと高校中退することになる。じゃあ逆にこの3つを解決すればいいじゃんって考えるようにしました」小嶋教頭「さっきの、高校受かるには点数取ればいいって考え方だ(笑)」石田「はい(笑)でも実際は難しかったです。友達作りってどうやるの?って。勉強みたいに点数で決まるものじゃないし。結局時間だけが流れて9月頃、自分からどうやってアプローチしていいか分からずにいたところ、話しかけてきてくれた同級生がいて。そこから自然と会話も増えて、プライベートでも遊びに誘ってくれて、周りの同級生とも気づけば友達になっていました。いつしか学校を辞めたい気持ちも、劣等感もどっかに消えていました。ちょうどその頃、とあるニュースが飛び込んできました。あの某アイドルグループの子の卒業です。これが5月だったら、ショックで一緒に卒業していたかもしれない(笑)けど、当時の僕には仲間がいて、入学時のような状況ではなかったので、その子の卒業までちゃんと応援することができました。それを機に、僕は縛り付けられていた3つの呪いから解放されて、楽しい高校生活を送れるようになりました。ちなみに病弱だった僕、なんと高校3年間皆勤賞でした」一同「おぉー!素晴らしい!」石田「そして迎えた3年生。受験勉強に追われ、辛く苦しい時期に入りますが、ここで自分にとって大きな出来事が起こります。一つは、あの某アイドルの子がグループ卒業後に、数々のテレビ番組で活躍している姿を見たこと。逆境を乗り越えて頑張る彼女の姿に励まされました。もう一つは、自分の誕生日に友達がプレゼントをくれたこと。今まで誕生日プレゼントをもらったことが無くて、すごく感動しました」阿部先生「君を苦しめていた2つの問題が、いつしか勇気をくれる存在に変わったんだね」石田「はい、1日12時間以上もの勉強は辛かったけど、友達と連絡を取り合って、お互い励まし合って頑張りました。その結果、実力不足だと思っていた自分が難関校に合格することができました。仲間がいたから高校を続けられ、大学にまで合格できた。本当に友達には感謝しています。一生の宝をこの3年間で手に入れたと思います。受験生の皆さん、自分はダメだとか劣等感を持たず、支えてくれる仲間や周りに感謝して、自分に自信を持って頑張ってください。本日はありがとうございました!」一同「ありがとうございました!」辛い受験勉強を支えてくれたもの。石田哲也君の3年間をじっくり教えてくれ!!知れば知るほど、聞きたくなる!この時間は私たちにとって答え合わせのようなものだ。

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