東洋英和女学院中学部・高等部|デジタルパンフレット
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41中学2年の楓祭。私は音楽部の衣装メイクの一員として、先輩の指導の下でワンピース作りなどに携わりました。品を兼ね備え、いつも指導してくださった先輩。その先輩が楓祭終了後にワンピースの端切れを使用したポプリを贈ってくださいました。物を大切にし、さりげなく他者を思いやることができる。そんな先輩方と過ごせた中高生時代は私の宝物です。「自分を愛するように、あなたの隣人を愛せよ」。そうした教えは、今の自分にもつながっています。自分のことよりも、人を喜ばせることが自分の幸せとなり、仕事の糧にもなっています。制服を着て学校に到着し、朝の礼拝に出て讃美歌を歌い、先生のお話を聞き、お祈りをして黙祷をする。決して真面目な生徒ではなかったけれど、毎朝のこの習慣が私の心身を構成してくれた気がします。隣人を愛し、神様を敬う心を忘れず、いつも喜んで生きていこう。普段はふざけてばかりいても、困っている人がいたら手を差し伸べるのは当たり前だと英和の生徒は誰もが思っていた。そんな空気の中で育ったことを、私は今でも誇りに思っています。電車に乗って座席について、まわりに重い荷物を持っている人を見かけたら、席を譲らなくとも、「お持ちしましょう」と声をおかけなさい。英和の明るさと優しさのよく表れた教えだと思っています。英和での教えが今の仕事にも生きる今でも誇りに思う英和の教え卒業生の声武内 絵美 さん(1995年高等部卒業)株式会社テレビ朝日 ビジネスソリューション本部コンテンツ編成局アナウンス部 勤務「敬神奉仕」の心が原点。輝き続ける卒業生たち。阿川 佐和子 さん(1972年高等部卒業)文筆業 他小説やエッセイ執筆、テレビと週刊誌のインタビュー、番組司会、ドラマ出演、などVoice of Graduates

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