明治学院高等学校|デジタルパンフレット
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School Guide 202426中学の吹奏楽部の女性の先輩が明学に通い始め、キラキラと輝いている姿を目にした私はこの学校にずっと憧れを抱いていました。学校見学に訪れた時は、正門をくぐった瞬間に銀杏並木と礼拝堂が目に飛び込んできて、その佇まいに魅了されました。そして、礼拝堂で 演奏するブラスバンド部の演奏を聴き「絶対にこの学校に進学してブラスバンド部に入ろう」と決めたのです。無事に合格してブラスバンド部に入部した私は、トランペットを担当しました。思い出に残っているのは、1年生の時に東京都高等学校吹奏楽コンクールB1組で金賞を受賞したこと、また、2年続けて合唱コンクールで全校生徒を前に演奏したこと。どちらも部員たちと大きな達成感を分かち合えました。2年生の時に副部長を務めた日々も忘れられません。1年生と3年生の間だけでなく、部員と顧問の先生の間に立って意見をまとめたり指示を出したりするなど、貴重な経験を積み重ねることができました。これは実社会に出た時、必ず役立つことだと思っています。卒業後、理工学部に進もうと思った理由は、物理の授業で自然現象が数式で解き明かせられることを知り、物理学の奥深さに気づかされたからです。また、上智大学を選んだ理由は、この大学が明学同様にリベラルアーツ志向だからです。明学が文系や理系にとらわれずにどの教科もバランスよく学べるように、上智大学も学部の垣根を取り払ってさまざまな講義を受けることができます。理系の学生も文系の講義を受講できるのです。自分らしく学べ、自分らしく生きられることも明学と共通しています。こうした恵まれた環境の中で、就職するか大学院に進むか、今、自分のめざすべき道を模索しているところです。オリーブ祭当日の在校生たちの楽しそうな姿に衝撃を受けました。続く学校説明会でお目にかかった先生も、楽しそうに生徒たちの日常を語ってくれました。「ここに入りたい」。私の一目惚れでした。そんな浮かれた気分もあったのか、1年生の最初の定期テストは惨敗でした。サッカー部でも失敗ばかりを繰り返し、みんなに迷惑をかけていました。辞めたいと申し出た私の目を見つめ、顧問がこう言ってくれました。「辞めても何にもならない。自分が成長する姿を周りに示すことができるかどうかが大事なのではないだろうか」。腑に 落ちました。辞めることは簡単ですが、それは現実から逃げることになるからです。それからはより一層部活動にも勉強にも力を発揮できるようになり、成績が上がるたびにさらに上をめざすようになりました。部活動でも顧問に背中を押されてキャプテンを務めることになりました。強豪校と対戦したときには、同点で決着がつかず、2周に及ぶPK戦を勝ち切るドラマをみんなで共有することもできました。「やればできる」。私にとってそれは大きな出来事でした。明学の先生方は一方的に怒ったりしません。むしろ本当に大切なことを気づかせてくれるのです。だからこそ自分が成長できたのだと改めて感謝しています。社会人になった私は、中学生のお子さんがいる職場の先輩方を見かけると、「明学に行けば間違いありませんよ」とアピールしています。多様性の塊ともいえるユニークな環境でぜひ学んでほしいからです。誰もが憧れる自由な校風が定着している一方で、常に責任は自分にあることを知っている明学生のたくましい姿を、ぜひ見に来てください。教養を磨きながら自分らしく生きられるこの明学との共通項が上智を選んだ理由大塚 理歩上智大学 理工学部 情報理工学科 3年2021年3月卒業自由の裏返しに責任があることを知るそんな特別な3年間がここにある中沢 泰斗 伊藤忠テクノソリューションズ勤務 明治学院大学 経済学部卒2016年3月卒業

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