私は都立高校に落ち、併願校だった昭和第一高校に入学しました。スタートした高校生活は不安ばかりでしたが、この高校で一生付き合える友達と恩師に出会うことができました。この3年間の生活では、友だちとかけがえのない多くの思い出をつくりました。恩師のおかげで数学の先生になるという将来の夢ができました。そして現在、私は憧れ続けた東京理科大学で数学を学び、教職課程に取り組んでいます。恩師を超える先生になれるよう、日々、難解な大学数学に向き合っています。 学びたい学問を高いレベルで学べることはとても楽しいです。その基礎が 高校時代の勉強に対する姿勢だったと思います。私は、授業を一番大切にして集中していました。朝早く登校し、英単語テストや数学の予習復習を行いました。地味だけれども夢を掴むための一つ一つの行動が、大学生活や勉強に必ず生きます。困ったときには、友達だけでなく昭和第一高校の先生を頼ってください。先生方はいつでも生徒の味方で、真剣にサポートしてくれます。 多くの後輩が充実した高校生活を過ごし、自らの夢を掴み取りに行く、そんな進路を歩むことを願っています。 私が大学受験を無事に終えることができたのは、間違いなく昭和第一高校の力があってこそです。朝が弱かった私に、先生方や友人たちが手を差し伸べてくれたこと、私が勉強に集中しやすいよう担任やクラスメートが協力してくれたこと、いただいた恩は数えきれません。高校生の時、受験勉強は個人戦だと思っていました。大学生になった今振り返ってみれば、周りのサポートがなければ確実に目標を達成できなかったと思えます。『受験は団体戦』という言葉は案外間違いではないのかもしれません。 私が受験勉強を通して得た一番大事なものは自己肯定感です。それは私の受験結果が、必ずしも望んだ通りではなかったものの、第一志望合格に向けて努力したという経験が、今後の私に力を与えてくれると確信できるからです。これを読んでくれた後輩たちが、自分に自信を持てる何かを得られるよう、有意義に高校生活を送ることが出来ることを心から願っています。 高校3年生の夏、私は将来に漠然とした目標しか持たずに受験期を過ごしていました。元々特に工学に興味があるわけでもなく、ただ数学と物理が得意だからという理由で理系大学を目指していました。目標が漠然としていたから志望校も決められず、ひたすら目の前の問題を解くために手を動かすしか無く、夏休みはずっと不安な気持ちでした。それでも数学と物理が得意ということもあって、現在、大学の工学の授業はとても面白いです。明確な目標がなくても、基礎基本をしっかり身に付けておけば自分の強みが生かせる分野が必ずあると思います。大学に進学するにあたって自分の得意や強みを知っておくことは大切です。また、強みで無くても強い興味があれば問題なくやっていけると思います。隅澤 心菜(令和6年度卒)東京都立大学 健康福祉学部 看護学科斉藤 孝輝(令和6年度卒)明治大学 政治経済学部 経済学科鳥羽 涼太(令和6年度卒)中央大学 経済学部 経済学科中澤 将太郎(令和6年度卒)東京理科大学 理学部第一部 数学科竹腰 克希(令和6年度卒)明治大学 文学部 文芸メディア専攻菊地 泰成(令和6年度卒)芝浦工業大学 工学部 機械工学課程 小学生の頃に看護師という職業に憧れを抱き、その思いを持って昭和第一高校に進学しました。将来の進路について、憧れを現実にすることを考え始めたときには、先生や友達に相談に乗ってもらい、不安な時期を前向きに乗り越えることができました。現在は第一希望であった東京都立大学 健康福祉学部 看護学科で看護について学んでいます。専門的な知識はもちろん総合大学の強みで、人として日々多くの気づきや学びを得ています。高校での出会いや経験が、自分の進む道を後押ししてくれたと感じています。皆さんも自分の「やってみたい」という気持ちを大切にして、高校生活を楽しみながら一歩ずつ目標に進んでください。 私が高校生活を経て、大学生となった今感じたことを話します。一番伝えたいことは、目標を立てることの大切さです。大学生活では自分の時間がかなり増えます。自由な時間です。この自由な時間の使い方によって、今後のキャリアが大きく変わると感じています。実際に私は現在、公認会計士を目指して空き時間にコツコツ勉強をしています。目標があるからこそ、行動に移すことができ、充実していると感じています。何でも良いので何か目標を立てることを皆さんにも実践して欲しいと思います。目標が立てられない人は、目の前にあることに全力で取り組んでください。このことは私がサッカー部の顧問の先生に言われ実際に意識していたことです。単純で当たり前だと思う人もいるかも知れませんが、決して簡単な事では有りません。私は高校生活の部活、勉強、行事、目の前に有る全てに全力で取り組みました。それが今の私の土台になっていると痛感しています。最初はほんの小さな事でも良いので、日々、昨日の自分を超えることを意識してください。私が言っていることは誰もが耳にしたことのある事だと思います。しかし実際に実行している人はかなり少ないと思います。これを機に少しでも意識が変わってくれたのなら、私は先輩として嬉しく思います。ぜひ昭和第一高校で、こんなにも些細な基本を学び、有意義な高校生活を楽しんでください。 私は高校1年生の頃、あまり勉強をしていなかったためテストの成績は良くはありませんでした。高校2年生になり、大学受験が刻々と近づいていると実感した時、自分自身が望む大学に進学できるよう勉強を頑張ろうと決意しました。私が希望する中央大学の高大接続入学試験に出願するためには、日商簿記2級の資格が必要でした。担任の先生に教えてもらい、友達と助け合いながら毎日勉強をしたおかげで日商簿記2級に合格しました。勉強が苦手だった私でも、目標を持って諦めずに努力を続け大きな自信を得ることができました。その自信と勢いで目指す難関大学にも合格しました。高校1年生の頃には考えもつかなかった進路に今進めています。 たった今、勉強が得意ではない、上手くいったことなどないと感じている人もいるかもしれません。私もそう思っていました。しかし自分の中で『やろう!』と決めて努力を続ければ、必ず良い結果に繋がります。昭和第一高校で良い友達と先生に出会い、高校生活を楽しみながら自分の理想像に向かって頑張っていってください。06SHOWA DAIICHI SCHOOL GUIDEOG MESSAGEOB MESSAGEOB MESSAGEOB MESSAGEOB MESSAGEOB MESSAGE
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