中央大学高等学校|デジタルパンフレット
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第71回生 平成31年3月卒業中央大学 理工学部 生命科学科品川区立荏原第六中学校 出身理工学部 生命科学科 教授/理学博士益永/私の専門は経済学の歴史で、ゼミでは“経済学の歴史に照らして現在の経済問題を解釈、理解するとどうなるか”をテーマにしています。そのなかでのグループワークを通じて、自分とは違う強みを持ったメンバーと活動した時に、それがどういう相乗効果を生むのかを体験して欲しいのですが、二人は協調性に優れ、主導できる人材です。それは中大高の社会研究という取り組みを通じてゼミ教育で成長できる土台を持っていたからではないでしょうか。F・S/私の中では社研、一番役に立ったと思いますね。社研ではひとつのテーマについて調べ、みんなの前で発表する機会が何週間に一回あるのです。それを通して物怖じしなくなったし、準備なども含めたマインドが身についたと思うんです。中大高らしい意見の言いやすい雰囲気もプラスでした。大学のゼミでは自分の意見をどれだけ言語化できるかというのは大切な要素です。社研は特にそれを伸ばしてくれる時間だったと思っています。M・S/私は理系クラスだったので社研は経験していないのですが、中大高はプレゼンをする機会が何度かあって物事の考え方や理論の進め方には触れられてました。そこで経験したことは大きかったですし、理系で学んだ数学的な考え方は経済学でも役に立っています。勉強以外の部分においては生徒会活動を通して行動力が身につきました。ですので後輩の皆さんには、部活や委員会活動などの課外活動にも力を入れて欲しいですね。福井/研究内容は高校教科書にある動物発生学の分野です。カエルやイモリといった両生類を対象に“動物の体のかたちがどのようにできるか”を調べています。研究活動においてM・H君はよく考え、よく質問し、自ら率先して動けるたいへん優秀な学生でした。中大高の卒業生は良くも悪くも真面目です。教科書的な見方だけではなく、もう少し思考の枠をずらすとおもしろいことが見えてくると思います。そのためにももっと研空室に足を運んでもらいたいですね。中大高の“出前授業”などにはこれからも参加し、高校生と学ぶ機会を増やしていきたいと思います。M・H/理工学部は同じ敷地内にありながらも、高校時代は“入っていいのかな…”って思っていました。でも実際は立ち寄ってもウエルカムな雰囲気があるので、中大高生にはその利点を活かしてほしく思います。僕も高校生の時に研究現場を見ることができたのは大きかったですから。大学進学後を見すえた中大高の学び(特講など)も役立ちました。福井先生の研究室では「思考する能力」「科学的思考力」が培われました。もうひとつ。理工学部には他学科履修というものもあり、学部内で広範な勉強ができることも皆さんに知って欲しいですね。中央大学について/高大連携教育CHUO UNIVERSITY/COOPERATION BETWEEN HIGH SCHOOL AND UNIVERSITY14CHUO UNIVERSITY HIGH SCHOOLF・S(写真左)第72回生 令和2年3月卒業経済学部国際経済学科 4年さいたま市立岸中学校 出身【理工学部】同キャンパス内の理工学部とは、理系進学者を対象に年3回の特別講義と体験実験教室を開催。また数学科では科目等履修制度により高校からの単位履修が可能です。M・H(写真左)益 永   淳(写真中)経済学部長補佐/経済学博士/教授M・S(写真右)第72回生 令和2年3月卒業経済学部公共環境経済学科 4年江戸川区立■西第三中学校 出身福 井 彰 雅(写真右)附属高生の利点 ゼミ生×教授【経済学部】経済学部の講義(今年度は後期)をオンラインで本校の教室にて受けられ、経済学部に進学した際に申請することで単位認定されます。その他、特別講義の開講など様々な連携をしています。高大連携教育 COOPERATION BETWEEN HIGH SCHOOL AND UNIVERSITY

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