東邦音楽大学附属東邦中学校・東邦高等学校|デジタルパンフレット
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©Hirokazu TakayamaMessage9 Profile 東邦音楽大学附属中学・高等学校(ピアノ科)、東邦音楽短期大学 作曲楽理科で学ぶ。短大在学中からテレビドラマ、映画音楽の作・編曲を手掛けるようになり、これまでに携わった映像音楽や主題歌、CM音楽は多数。2006年、作曲家・指揮者としては日本で初めてUNESCOパリ本部より「ユネスコ平和芸術家」に任命される。その活動の一環として、「世界遺産トーチランコンサート」を国内外で開催している。 Profile 東邦中学校・高等学校を卒業後、2010年から単身ハンガリーに渡り、ハンガリー国立リスト音楽院で学ぶ。ハンガリー政府国費留学生として6年の研鑽を積み、2016年に同学大学院を最優等の成績で修了。数々の国際コンクールで入賞経験を持つ。現在は日本とハンガリー両国にまたがって活動を展開しており、気鋭のピアニストとして注目を集めている。ミッシェル・ルグランに憧れて音楽を学び、短大在学中に初めてドラマの曲を書いて以来、映像音楽の作曲家、シンガーソングライター、指揮者、さらにはラジオのパーソナリティーやドラマの演者として、さまざまな仕事を経験してきました。世界遺産トーチランコンサートで各国のオーケストラと共演できたのも、現在、ユネスコ平和芸術家として活動の場を広げているのも、いつもそのときの自分にできる最大限の努力をし、精一杯の表現をしてきたからだと思います。でも、今でも音楽をする際は迷うし、自信があるとは言えません。東邦で学んで良かったと思うのはそんなときです。ご指導いただいた先生に「作曲は選択と決断の連続。自分を信じて良いと思ったものを貫きなさい」と教わったからこそ、ここまで続けてこられたのだと思います。私はピアニスト/ピアノ講師として活動していますが、今の仕事に必要な見識の多くを東邦中学校・東邦高等学校で身につけました。まるで親のように見守ってくださる先生方の存在はとても安心感があり、音楽を楽しむことを教わりながら、どこをどう歩けばプロになれるのかという道筋を示していただいたように思います。クラシックにとどまらないピアノの広大な世界を体系的に学べる環境は本当に魅力的で、放課後もレッスン室でピアノにかじりつき、図書館に所蔵された楽譜や資料を読みあさる、そんな素晴らしい日々でした。現在はピアノ講師として東邦音楽大学にかかわらせていただいていますので、自分の経験を後進指導に生かし、日本の音楽文化の底上げに微力ながら貢献できるよう努めていきます。音楽に迷ったときこそ、東邦で学んで良かったと思うユネスコ平和芸術家/東邦音楽大学・東邦音楽短期大学特任教授城之内 ミサクラシックにとどまらないピアノの世界を体系的に学べる魅力的な環境ピアニスト/東邦音楽大学講師藤原 新治Graduate Interview東邦音楽大学附属 東邦中学校・東邦高等学校教頭 三柴 直子音楽は、粘り強く段階を踏むことで才能が花開く分野です。その成長を支えるのはしっかりした基礎で、音楽教育における中学・高校の時期は基礎作りの大切な時期にあたります。そこで教師に求められるのは、ソルフェージュや呼吸法といったベーシックを個々の特性に合う方法で指導し、鼓舞していくこと。さらに、自身の未知の声(可能性)を知り、魅力に気づけるように導くことで、表現の要となる個性を引き出すのです。同時に、音楽に必要な理解力、分析力を養う一般教科の習得も欠かせません。本校が提供するバランスのとれた学びで、夢に向かってステップアップを目指しましょう。音楽の学びに欠かせない実践力を育むために卒業生の活躍

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