1日1枚以上、1年間に600枚以上運針ペン習字朝のことば生徒たちが様々な仕事に関心を持っていると感じた依史子は、裁縫以外の学びを取り入れていきます。その1つがペン習字。書いた生徒にはペン習字精励賞が贈られます。女性が家庭に入ることを求められた時代、文京学院では女性が社会の中で生きる手段として裁縫を学びました。毎週金曜日の朝、全校で一斉に取り組む運針には、文京学院の原点である「自立への想い」がこめられています。「美しい文字」は一生の財産毎日書く「ペン習字」創立者の想いを受け継いで全校で取り組む「運針」文京学院の精神を知り建学の精神を身につける朝のことばの「はるかぜ」「あおぞら」「あかつき」の3冊には、本校の校訓である「誠実・勤勉・仁愛」を体現する女性になって欲しいという思いが全編を通して流れています。読書離れといわれる昨今、読書のきっかけとなり、自分の考えを客観的に見つめることも目的のひとつとなっています。04BUNKYO GAKUINTRADITIONAL EDUCATION
元のページ ../index.html#5