「優しさ」という女子校の伝統が男子生徒の中にも受け継「自然な共学」になっています。卒業時には生徒や保護者 八雲学園は 1938 年に創立し、今年で 87 年の歴史を刻みます。創立当初よりの建学の精神である「生命主義」「健康主義」という教育方針を堅持し、その教育を全うしてまいりました。この伝統の重みを感じつつ、常に時代を敏感に察知し、学園の新しき一歩を進めるべく、時代に即応した教育を目指し模索し続けております。 八雲学園の教育の柱である「グローバル教育」及び「文化体験」によって、英語のみならず総合的な人間力を高めてゆくことが可能になり、さらに現代の世の中の変化に応じた教育を視野に入れた時には一人一人が互いに理解を深め、尊重してゆくことが必要だと考えます。 共学に移行して8年目を迎え、この春共学2期生が卒業しました。女子校の伝統が育んできたきめ細かく面倒見の良い教育は共学になっても消えていません。「共感力」や がれています。今では男子も女子も互いをリスペクトするから「八雲で良かった」という言葉を多くもらいました。 多種多様な価値観の溢れる時代だからこそ、賢明に物事に向き合い、受容すべきものは果敢に受容し、また応用もしてゆける次世代のリーダーをこれからも育ててまいりたいと思います。「伝統」と「革新」の確かな調和。どうか、時代の必要性に呼応した八雲学園の発展にご期待ください。次世代のグローバルリーダーを育てます予測不能な展開と速さで変化を続ける社会に対して的確に対応できる能力と凛とした胆力を備え、自分の能力を己の利益だけを追求するために使うのではなく、社会や他人のために発揮できる真のグローバルリーダーを育てることが、八雲学園がめざす教育理念です。01八雲学園中学校高等学校理事長 ・ 校長 近藤 彰郎Future
元のページ ../index.html#2