数 学*2025年度入学生が中学2年次から初めて実施するプログラムのため、内容は変更になる可能性があります。*MEDICOへの進級には、入学試験でMEDICO入試を受験し合格する必要があります。本科入試で入学した場合も、定員等を考慮して成績や志望理由に基づきMEDICOへの進級も可とする場合があります。数学では代数、幾何、関数、統計の4領域で数学的思考に不可欠な定義、分解、比較、構造化、モデル化を学びます。MEDICOの数学はミクロレベルの詳細分析とマクロレベルの全体理解を行き来するシステム的アプローチに基づいており、複雑系を解明する楽しみを通じてロジカルな思考家を育成します。「社会に必要のない数学はない」を合言葉に、数学における学びが社会を変えるファクターになり得ることを念頭に授業を展開します。社会問題を実践的に解決するための構造物の設計に関数による可視化を用いてチャレンジする、あるいは数あるデータの相関性についてより踏み込んだ分析を実施し、新たな知見を獲得するなど多くの教科内領域横断、教科間横断を実施して最終的に社会と数学のつながりへの気づき、高い数学リテラシーを育みます。【ファクトからのエビデンス創出】と【コンテンツからコンテクストの生 成 】、こ れ が M E D I C O に お け る 情 報 の 学 び の 在り方 で す 。生徒が自身で厳選したデータセットから洞察を抽出し、生成系AIと協働して新たな価値を創造します。この実践を通じて、生徒はデータとのクリエイティブな向き合い方を身につけます。データサイエンスに特化することで、創造性に富んだ成果を生み出すことができます。MEDICOの「情報」の授業では、オープンデ ータベ ースを利 用して実 践 的なデ ータマイニング手順を学ぶと同時に、機械学習ライブラリを活用します。統計的手法だけでなく、その背後にある理論や原理に対する理解も深めることで、単に統計モデルを適用するのではなく、データから新たな価値を創出するためのメカニズムを探究します。授業を通して、DXによる社会変革と貢献をめざす人材へと成長することができます。MEDICOにおける理科は現実を測定し、定量化することを通じてクリティカルな物の見方を習得する学びです。知識に基づく科学的洞 察 力を活 用して実 験を設 計し、収 集したデ ータの 緻 密な分析を行うことで、知識だけで語らない、正しく現象を見つめて分析するサイエンスの姿勢を養います。実際の授業では、科目や教科を横断しながら科学的洞察に磨きをかけていく展開を計画しています。哺乳類の基本的な体のつくりを実践的な活動を通して学び取り、ミクロのレベルで起こっている事象を実測と計算に基づく推論によって検討していくことや、電流と磁界の関係を応用した技術について実際に起こっている事象とシミュレーションとの差異を比較していきます。このようなそれぞれの単元に存在する問いに対する解を導く過程での科学概念の定着を図ります。高校段階では、この概念を基本としてそれぞれの科目専門性を高めていきます。このプロジェクトでの学びを活かして、医学やデータサイエンスといった切り口を中心に世界を前進させる力をもった人材の輩出をめざします。理 科情 報□□ □□□□ □ □ □□□□□□ □□□□□ □ □□□□□□□□ □□ □□□□□□ □□MEDICO 授業風景文理の学問体系を超え、現代の学問の隅々に根を這わせていく学びのMEDICOクラス授業MEDICOでは、人間や技術に敬意を持ち、深い知性で社会全体の進歩にコミットできる生徒を求めています。
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