サレジアン国際学園世田谷中学高等学校|デジタルパンフレット
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学校長メッセージ本校は創立者たちの教育への熱意を受け継ぎ、この21世紀に活躍する「世界市民力の育成」、つまり「グローバルな視点で、主体的に深く物事を考え、見極め、他者に貢献できる人の育成」をめざします。創立者ドン・ボスコと聖マリア・マザレロは、社会に貢献できる「誠実な市民、カトリックの価値観をもって生きる人の育成」をめざし、時代の要請に合わせた教育を次々と展開していきました。それに続くわたしたちも、今の時代の潮流を敏感にキャッチし、その世界で貢献できる市民の育成のため、柔軟に対応していきます。今年度からスタートした共学化、本科・インターナショナルの2コース制は、まさに時代に応じた変革・変更だといえるでしょう。しかし、変わりゆくもの、変えていかなければならないものがあるのと同時に、変えてはならないものがあります。その変えてはならない、変わることのない大きな柱が、本校の教育理念であり建学の精神です。その根幹となる「予防教育法」は、今もこれからも変わることがありません。「予防教育法」とは、安心感と信頼に満ちた環境の中で、生徒が主体的に「善」を選び取り、自他を大切にし、人々に貢献できるよう導く教育です。創立者ドン・ボスコは「愛情がなければ信頼はない。信頼がなければ教育はない」と語っています。そうした教員との信頼関係の中で、生徒たちはしっかりと自分の立つ大地を踏みしめ、自らの力を発揮し、やがて世界に羽ばたき、他の人のために貢献できるようになるのです。[Study]主体的に深く学ぶこと [Self-reflection]神のもとに自らを振り返り、識別し、誠実に生きること[Service]「Faccio io(わたしがやります)」の精神をもって、人と社会に貢献できること現在、本校が全教科で取り組んでいるPBL型授業や課題探究型のカリキュラムは、生徒たちが大きく成長する教育の場となっています。解なき問いに自分なりの答えを出し、論理的に証明していくという作業とプレゼンテーション、他者の考えを聴き、さらに深く考えていく行程は、生徒自らの力を引き出す効果的な機会です。その主体的学びは、生徒一人ひとりに深い学びの喜びをもたらし、それによって生徒たち自身が生き生きと輝くのです。この学びの在り方こそ、創立者が望む生徒主体の学びを促進するもの、予防教育法の実践の場といえるでしょう。校訓 | 予防教育(理性・カトリックの価値観・愛情)に基づく3つのS37SALESIAN INTERNATIONAL SCHOOL SETAGAYAサレジアン国際学園世田谷中学高等学校学校長 Sr. 森下 ワカヨ[ 学校長メッセージ ]大地を踏みしめ、世界に心を開くMESSAGE

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