プロのサッカー選手をめざして!挑戦を応援してくれる環境学友会で活動しながら友達と一緒に輝いた思い出個性あふれる中等部は進路も多彩卒業後も続く豊かな人脈は宝物24さんさんそ の 他 のOB OG について、詳しくはホームペ ージへ青山学院大学 国際政治経済学部3年内ヶ崎 響 https://www.jh.aoyama.ed.jp/introduction/voice_graduates.html1992年 青山学院中等部 卒業1995年 青山学院高等部 卒業2003年 日本医科大学 卒業同付属病院、同千葉北総病院で循環器内科医として勤務2011年 日本医科大学大学院 博士課程修了。医学博士号取得2022年 あきはばら心臓血管・内科 開業2023年 青山学院中等部 校医 初等部の頃から人前で何かをすることが好きで、中等部では2年で学年委員、3年は立候補して学友会の会長になりました。それまで女性の会長はあまり例がなかったけれど、先生から「これからは女性の時代よ」と背中を押していただきました。3年生を送る会では、トランシーバー片手に進行管理をし、大講堂の全校生徒の前で司会をしたのが、いい思い出です。 毎年、東京韓国学校との国際交流もあり、その企画にも参加しました。歓迎の横断幕など準備をするのも楽しく、こういう経験は行事の多い青山学 院ならではです。私は様々な分 野に何でも挑 戦したい性 格で、中等 部はそれをすべてかなえてくれる環境が整っています。だから後輩たちにも「思い切りいろんなことにトライしてください」と伝えたいですね。 さらに、「自分がリーダーとして何でもやるだけではなく、周りの人とどれだけ一緒に輝けるか」が大切だと、先生に教わったのも中等部でした。その考え方は今の自分にも生きていると思います。 中等部は校舎もきれいで明るく、中庭を囲んでロの字に教室が並んでいるので、他の学年やクラスの人とも自然と交流が生まれます。その頃のつきあいは今も健在です。先生や友達と多くの会話を交わすのは、自分の思いを言語化して伝える良い練習になりました。この秋にはさらにいろんな国の人や新しい自分と出会うため、留学に行ってきます! 僕は今、青山学院大学で体育会サッカー部に所属し、練習に励んでいます。サッカーを始めたのは小学1年生の時。すぐに夢中になり、いつかプロの選手になりたい、本気でやるなら受験などで練習時間が分断されない一貫校がいいだろうと思い、青山学院中等部を受験しました。 中等部時代は、浦和レッズジュニアユースというクラブチームに所属していました。毎日の練習は大変で土日も試合があり、同級生より時間が限られていましたが、勉強もおろそかにはしたくありませんでした。文武両道を貫きたいという思いが強かったので、移動中の時間などを有効に使い、教科書やノートを見て集中的に勉強に励んでいました。 今はプロサッカー選手を具体的な目標にしつつ、大学では法律を学んでいます。法学部を選んだのは、日本は法治国家だから法律が全ての基盤になると思ったからです。選手生命は限りがあるし、引退後の人生もあるので学問やいろんなことを身に着けておく必要があると思います。 そんな僕の夢を先生方も理解し応援してくれました。中等部はいろんな目標や価 値 観をもった人 がいますが 、ひとつの型にはめるのではなく、それぞれの個性を伸ばし、挑戦することを後押ししてくれる環境が充実しています。思い残すことがないようやりたいことに挑戦してください。たとえ壁に直面しても先生方がサポートしてくださるはずです。 現在は心臓血管・内科の開業医をしていますが、昨年から青山学院中等部の校医も担当しています。健康診断やインフルエンザワクチンの接種のほか、月に数回は学校に行き、養護教諭の先生と連携しながら、たとえば体重が減っている生徒さんとは個別に面談するなど、成長期の皆さんの日頃の健康管理に気を配っています。 幼稚園から大学院のどこかで青山学院に所属したことのある医師が集まる「ドクター青学会」は、卒業後も交流が活発です。医師や教師になった卒業生が中等部に戻って校医や先生になることも多いですね。先生と生徒の距離が近く、でも近すぎない適度な距離感で、過ごしやすい雰囲気があるのはそのためかもしれません。 中等部を卒業した後も、先生方や同級生はもちろん、学年の離れた先輩や後輩たちとも交流が続くのは、青山学院でよかったと思うことのひとつです。野球部の顧問の先生とは今でも交流があり、先日は中等部の野球部の合宿にも同伴したぐらいです。校医としてというよりは、何より私自身野球が好きなので一緒に楽しみたくて。今の中等部の皆さんが、クラブ活動や課外活動にもどんどん参加して、楽しい中等部時代を送れるよう少しでもお手伝いできればと思っています。 医師は専門的な仕事ですが、結局は人と人とのコミュニケーションが大切です。限られた時間で、患者さんの事情に合わせて、必要なことを伝えなければならない。中等部は個性的な人が集まるので、さまざまなタイプや年齢の人と語り合える良い訓練の場だったと思います。卒業後の進路も多彩で、有名企業の社長さんもいれば芸術関係の方もいる。中等部時代の交流がそのまま将来の自分の人脈になるのです。だから、中等部時代は勉強だけではなく、成功も失敗も含めていろんな経験をして、たくさんの人に出会ってください。それが将来あなた方を支える宝になります。青山学院大学 法学部3年堀 伸乃心山本 哲平 さん医師
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