東京農業大学第一高等学校・中等部|デジタルパンフレット
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日々の学び11フィールドワークや実験を重視した授業、他校では見られない本格的なプログラムを実施しています。教室での「座学」と、体験をベースにした「実学」との相乗効果で、自ら考える力を養います。DNA抽出にチャレンジするPCR実験本校の理科の授業では、本格的な器具を用いて様々な実験を行っています。高1で行うPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)実験もその一つで、メダカからDNAを抽出し、雌雄判別を行います。実験方法を工夫し、専用の器具の使い方なども体験しながら学びます。単に授業で問題演習をするだけでなく、実際に実験を行った後に問題演習に取り組む時間を取ることで、定着度と理解度が深まり、大学入試につながる応用力を養います。答えが出ない問題について自分たちで話し合う高1の公共では、社会で生じている様々な課題を多角的に考察する力を育むことを目標にしています。そのために、授業ではディスカッションの機会を多く設けています。ディスカッションのテーマは生徒が決めます。教員はテーマ選定についてのアドバイスは行いますが、細かい指示は出さず、生徒に任せます。授業後は必ず教員を交えて振り返りを行い、うまくいった点はもちろん、失敗からも学びます。これまで取りあげたテーマには18歳成年制度、高齢者の交通事故、脳死、スマホ依存などがありました。地層と海の植物を学ぶ城ヶ島自然観察毎年11月に高校の希望者を対象に、理科校外学習として城ヶ島にて自然観察を行っています。城ヶ島では教科書にもよく掲載される堆積構造や断層、しゅう曲を観察します。授業では地学を学ぶ機会は中等部のみですが、このような機会を通して高校でも地学分野について学んでいます。また、海浜植物を観察することも可能です。都内では難しい地学や植物の観察を1日で体験することができる、とても貴重な機会です。03理科社会日々の学び

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