東京農業大学第一高等学校・中等部|デジタルパンフレット
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12英語で英語を理解するための力を養う授業は少人数・習熟度別クラスで行い、教員は授業内では基本的に英語を使用し、生徒の「英語で英語を理解する力」を伸ばします。また視覚的な資料やデジタル教科書を活用し、スピード感のある授業を展開しています。リアルタイムで考えを共有できるJamboardを用いてお互いの解答を比較したり、読み物を読んだ後に自分の言葉で説明したりなど、アウトプットの機会が充実しています。そのため毎年受験しているGTECでは、多数の生徒がスピーキングを含めた4技能で、非常によい成績を収めています。視覚と触覚で数学的デザインを体感する中等部の授業ではポリドロンという教具を使用し、様々な多面体を実際に組み立てます。また、一中一高ゼミでは、糸掛け曼荼羅や折り紙などを用いて実際に視覚と触覚を使って数学的デザインを作成します。ポリドロンで作成した立体を観察することで、頂点の個数や辺の数を式で表現できることがわかります。また、糸掛け曼荼羅は包絡線の集合体であり、微分を学習すると曲線の式を求めることができます。具体的にモノを作って観察してみる数学的な「実験」と、そこから導かれるコトを抽象化し数式として表現する「理論」、それらの間の行き来を行う実学教育を実践しています。自分だけのStory Book作りネイティブスピーカーの教員と一緒にStory Bookを作るのは高校2年生。まずは物語を作成します。有名な作品を参考にしたり、完全にオリジナルのお話を作ったりする中で、より自然で、わかりやすい英語表現にまとめていきます。絵本は、すぐに作成できる簡易型ですが、心をこめてイラストも自分で描きます。完成後はグループで共有した後、クラスで発表します。伝えたい話を英語に翻訳していきながら、表現力を磨くことができます。作品ゆかりの場所や文豪の足跡をたどり、文学を身近に感じる国語科の伝統行事である文学散歩は、文学作品に登場する場所や、作家ゆかりの地、文学に関する資料館などを一日かけて歩いて訪ねます。作品の時代背景や森鷗外、夏目漱石、樋口一葉、太宰治などの文豪たちの生活環境などについて学ぶことで、文学への理解や関心を深めていくことができるよい機会です。文学を通じてその地域に根付いた文化を理解するというねらいもあります。希望者対象に春と秋の年2回実施され、6つのコース(世田谷・三鷹・深大寺・上野・柴又・横浜)を3年間で巡ります。小説の舞台になった場所で、教員がその場面を朗読したり、劇をやったりして、生徒たちがより興味を持てるように工夫しています。英語国語数学

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