東京農業大学第一高等学校・中等部|デジタルパンフレット
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中3では北海道東部に4日間滞在し、北海道の自然を舞台に学びます。ジャガイモやトウモロコシの収穫体験、新巻鮭づくりを行い、農業と漁業の両方に触れます。知床国立公園、釧路湿原では、広大な自然とそこに生息する動植物を間近で観察します。網走では厳しい環境の中で工夫して生活をしてきた北海道の先住民族や開拓の歴史を学び、標津町からは国後島を眺め、当事者に話を聞くことで北方領土問題についても考えます。高2の修学旅行は、3つの研修先から生徒自身が選ぶ形を取っています。どの研修も、事前事後学習と体験を通して、社会に対して自分なりの問題意識を持つきっかけになることを目指しています。沖縄(3泊4日)沖縄の歴史や文化、自然環境について学びます。事前に沖縄の方にオンラインでお話を伺い、沖縄が抱えている問題について考える機会も設けています。研修中1日は民家に宿泊し、沖縄の生活そのものに触れます。シンガポール・マレーシア(3泊5日)多民族、多言語の国シンガポール。水の供給問題や解決手法も注目されています。施設見学や企業、大学訪問を行い、文化や社会課題について学びます。マレーシアでは民家に宿泊し、昔ながらの生活、文化に触れます。高1では、入学後まもない時期に箱根で宿泊研修(1泊2日)を行います。高校生活での不安を取り除き、より有意義な高校生活を送れるよう、クラス内のコミュニケーションを活発にすること、学年全体として交流をすることの両方を目的とした活動を行います。高校では中高一貫生と高校からの入学生は別クラスとなるので、学年全体での交流は、お互いにとって貴重な場となります。カナダ(4泊6日)カナダ西部(英語圏)に滞在し、文化交流、自然体験を行います。雄大な自然と人間が共存するための環境保護活動を体験しながら学びます。名門大学訪問や先住民文化の学習も予定しています。18中3高1高2沖縄が直面している問題を自分の目で見ることができました高校 3年 三田野 由依事前学習では、米軍嘉手納基地の騒音問題について調べました。実際に基地のすぐ近くにある「道の駅かでな」で騒音をチェックしたところ、飛行機の離陸時には騒音計が90デシベル(地下鉄の走行音とほぼ同じ)を指し、生活に支障が出ることを実感しました。沖縄には第二次世界大戦での悲惨な地上戦の歴史があり、現在も基地問題があります。これを自分の目で見ることができたのはとても貴重な体験でした。また海に潜って魚に餌をやったり、バナナボートに乗るなど、リゾート地ならではのマリンスポーツも楽しみました。北海道自然体験研修修学旅行宿泊研修Message

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