学習院中等科・高等科|デジタルパンフレット
24/28

▲放課後の主管室の様子24 学習院中等科は大学、高等科、幼稚園とともに目白駅前の緑あふれる広大なキャンパスの中に位置しています。春には桜、秋には紅葉が構内を彩り、僕たちは豊かな自然の中で心を落ち着かせ、学ぶことができます。 広い校庭や野球場、テニスコート、プールなどの充実した運動施設に加え、地学教室や広い音楽室、書道教室など、多様な学習施設があります。授業だけでなく、部活では運動部も文化部も充実した活動を行うことができます。 中等科ではほとんどの生徒が高等科に進学します。高等科からは校則が自由になるため、中等科のうちに自立と責任、そして人として重要な自己管理能力などを養います。また、高校受験がないため、部活動や委員会、自分の興味のあることなどに存分に時間を使うことができます。そうした活動を通じて技術だけでなく人間性やリーダーシップなどを磨いていきます。僕が所属するバスケットボール部では中学3年生の秋以降も引退をせずに部活動に参加します。下級生は先輩から学び、上級生から教えていただいたことを後輩に伝えて行きます。 また、先生方はいつも親身になり、時には厳しく生徒を導いてくださいます。また、それぞれが研究分野をお持ちのため、生徒は専門性の高い学問に触れることができ、自分の興味のある分野に出会えることもあります。数学が好きな僕は先生が追加でくださるチャレンジ問題について、友達と解法を考えたり、競ったりしていつも楽しく学んでいます。中高6年間で生涯の友と出会い、共に切磋琢磨する中で人間力を高めていきたいと考えています。 クラス担任を「主管」と呼び、各学年のホームルーム教室のすぐそばに学年の主管の部屋「主管室」があります。ここが学年ごとの教員室となります。大教員室とは別に、各階に分かれる学年ごとの主管室を設置することにより、きめ細かくすばやい生徒への対応を可能にしています。 たとえば、いじめというような陰湿な行為が起きたとしましょう。その場合でも、早期に発見し、主管を中心にして、他の教員も一緒になって解決法を考えることができます。 各学年の主管は、自分のクラスだけを担当するのではなく、学年の主管がチームとなって学年全体を担当する体制をとっています。普段の学校生活における人間関係や学業、進路などの相談に乗り、生徒一人ひとりの個性を尊重した指導をしています。 学習院高等科の魅力、それは「自由すぎる校風」だと私は思います。文字通り拘束感のない校則や周りの環境といった学校の雰囲気のことです。ただし、ここで言う「自由」とは好き勝手何でもやっていいという自由ではありません。生徒自ら考えて行動するための「自由」なのです。 厳しい校則の中で生活を送るのではなく、あえて自由な環境に身を置く、これはより楽な生活を送る手段のように見えますが、実は全く逆の選択だと思います。なぜなら、自分の「自由」の幅によって生活が左右されるからです。要は、自分の行動に責任が伴うということです。こんなことを教えてくれる学校は中々見つからないと思います。「そうは言っても急に自分で判断しろなんて難しい、不安だ」と思う方、大丈夫です!それを支えてくれる心強い仲間、そして先生方がいます。私も高等科に入学した時はいきなり自由な環境になって不安ばかりでした。ですが、周りの仲間達は先陣を切って様々なことにチャレンジしていました。そんな姿に私も背中を押されて今、こうして総務委員長として充実した日々を過ごせています。 日々の生活の中で「自由」を探求し、個性溢れる仲間と共に切磋琢磨できる場所。学習院高等科で最高に自由なスクールライフを共に楽しみましょう!中等科3年生徒会長城間 奏高等科2年総務委員長堂本 佳宏多感な中・高6年間。常に生徒たちの心を育て、ケアをする体制が整っています。生徒の声主管室生徒と教職員と家庭の連携/学習院Q&A連携・Q&A

元のページ  ../index.html#24

このブックを見る