進路指導生徒会に入り、先輩との共同作業が増えていく。人のために動くことが好きになる。タイ研修を経験して、僕たちはこの世界の中で何を考え、神話の様な思想と相対した時にどのように行動するべきか考え、進路が定まる。少しずつ他者との関わり方がわかってきたような気がする。関係を築き深めていくことを学び、ヒトから人になった。コロナ禍に突入してしまい、学校行事が実施されず無念。ニュージーランドに留学し、価値観の違いや人とのつながりの大切さを肌で感じる。生徒会長として、記念祭や体育祭など学校行事を運営する。聖学院からの賜物に気づく。新しい友達と過ごす毎日や生物部での活動に楽しさを覚える。現代文って面白い。僕たちの生きている世界は神話のような思想でできていることを知り、集団、世界を理解する。他者との関わり方がわからずに過ごす。21SEIGAKUIN JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL中で、私は人との“つながり”を大切にし、維持する必要性を学びました。これはまさに聖学院の“for Others”の精神とも呼べるでしょう。聖学院が提供してくれたことすべてのものにこの精神があると私は思っています。勉強、スポーツ、プロジェクト活動や娯楽などこの世のすべてに人との縁があります。これからも多種多様な人と関わっていく中でこの事だけは忘れずにしていきたいです。聖学院で過ごす中で今後生まれてくるであろう、結びつきを宝のように思い、くれぐれも解かないよう楽しく過ごしてください。支援することは、本当にその人たちを助けること(本質的な救済)にはなりません。この 無国籍の問題には、国民国家体制が深く関わっています。無国籍であるがゆえに人権が保証されないという問題が主権国家という枠組みの中にあると気づいた結果、今の進学先につながりました。今の時代、どのように行動するべきか考える力が必要です。そのことを自覚し自ら学んだ知識を駆使しながら考える力を身につけることができたのは聖学院での一番の成果だと思います。富田 輝2025 年 3 月卒業北村 知慈2024 年 3 月卒業国際基督教大学教養学部 進学青山学院大学法学部 進学聖学院での 6 年間は私の人生に多大な影響を与えてくれました。中でも最も印象的な出来事は生徒会長になったことです。生徒会では先輩や後輩、先生方とのつながりを意識して活動を常日頃から行い、創立記念祭では当日運営責任者として学校全体の運営を担いました。また学業面では、英語の先生のおかげで、中高ともに言語や海外に興味を抱きました。高Ⅰでのニュージーランド留学、高Ⅱで赴いたフィリピン研修、どちらの地でも知り合った現地の友人とは今でも連絡を取っています。これらの活動の私の中の核が定まったのは、様々な体験を得た上でのタイ研修でした。興味を持ったきっかけは純粋に面白そう、行ってみたいという思いからでしたが、自分の目で生の現場を見ることができてよかったです。無国籍の人々と出会う機会があったのですが、その人たちは国籍ある人々と同じように暮らしています。しかし、雇用の機会や学習の機会で多くの不利益を被ります。おそらく中学生の私ならば、「ああかわいそう、何かしてあげなくちゃ」と考え援助したでしょう。ですが、直接その人たちだけを富田くんのマインドグラフ木村くんのマインドグラフ中学1年生中学1年生中学2年生中学2年生中学3年生高校Ⅰ年生中学3年生高校Ⅰ年生高校Ⅱ年生高校Ⅱ年生高校Ⅲ年生高校Ⅲ年生「人との縁」の中で過ごした聖学院での 6 年間タイ研修で定まった将来の道標に向け、邁進していきますO B メッセ ー ジO B メッセ ー ジ
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