− 探究型授業 −探究型プロジェクトでは、与えられた大きな問いに対し、自分たちなりの回答を見いだせるような目標を立てます。目標を立てるまでに、問いに対しての解釈や自分たちの立ち位置、目標達成までの過程を考え、対話することを通じて生徒たちの成長を促します。同級生はもちろん、先輩や教員、その他の大人とも対話を繰り返し行うことで、そのやり方と楽しさを覚えていきます。また、問いの対象は徐々に抽象度を高めていきます。始めは周囲のもの(自己、他者、自然)から、農村、地域、県そして世界へと拡張することで、プロジェクトを通して興味のあるものを見つけ、卒業後も探究を続けていくことを狙っています。探究型プロジェクトの流れ● キックオフ説明(糸魚川クイズ付)● 「ブラタモリ」糸魚川編を見る● 糸魚川の地形図を廊下に掲示● 目的と活動の説明 ● 林業についての講演会● 第一次産業デジタル壁新聞づくり● 第一次産業デジタル壁新聞づくり● 壁新聞掲示、プレゼン、人気投票● 映画「Wood Job!」鑑賞● 春休み宿題小説「神去なあなあ日常」を読み、名セリフを3つ選ぶ■ 糸魚川農村体験学習[中3]■ 夏期学校[中2]生産現場での体験から「食」を考える非日常の体験がさらなる成長を促す今年で40周年を迎える糸魚川農村体験学習は、「食育」という言葉がまだ一般的でなかった時代に、都市部の生徒たちに食料生産の過程を体験してもらいたいという願いから始まりました。生徒たちは田植えや農作業を通じて、作物が育つ土に触れ、普段の生活では得られない貴重な経験を積みます。また、農家の方々との交流は、生徒たちにとって忘れられない思い出となっています。訪問の前に数ヵ月をかけて、糸魚川の地理や産業、作物について、プロジェクトベースの事前学習を行います。夏期学校では標高2677mの蝶ヶ岳登山に挑みます。頂上までたどり着くためには一歩一歩を積み重ねるしかありません。登山が得意な生徒もそうでない生徒も皆で励まし合って登ります。山頂付近から槍穂高の絶景を眺めると、自分の一歩への自信と、支え合う仲間への尊敬の気持ちが湧きあがります。早朝4時の起床や、普段使わない登山用の装備など、様々な非日常の体験が、生徒たちを大きく成長させます。総合学習の時間に「怪我や体調不良を防ぐにはどう過ごしたらよいか」、「北アルプス・穂高連峰はどのようにできたか」などを事前に学びます。7SEIGAKUIN JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL糸魚川ってどんなところ?糸魚川農村体験学習の場合2024年実践例糸魚川で何を学ぶ?2023年12月2024年1月2月糸魚川の農業、林業、水産業とは? 林業を身近にしたい!3月Only One for Others Ⅱ探究型宿泊行事
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