学園の学び(2024年度卒業)8(2024年度卒業)中学のクラブチームの監督に勧められ、成立学園に入学しました。しかし入部してみると、午前は授業、午後は1時間かけてグラウンドに移動して週6で練習と、予想以上に高校のレベルはハード。最初の頃はぐったりして家路についていました。勉強と野球の両立は3年間悩みましたが、野球を続けたいからこそ移動時間や早朝に勉強して英検取得や定期テストできちんと点数を取り、指定校推薦を取ることができました。共に過ごした19人の野球部同期、そして競技の枠を超えて仲良くなったアスリートクラスとは、今でも旅行に出かけるほどの仲間です。先生たちが親切で、相談に乗ってもらうことも多かったのですが、特に政治経済の授業は、教科書を読むだけでなく、自分で調べたり考えてプレゼンすることを繰り返し、苦手だった分野に一気に興味を持つようになり、大学も経済学部を選びました。ずっと野球漬けだったので、これからは海外に足を運んで視野を広げたいし、メジャーリーグも観に行きたいです!(2024年度卒業)日本大学経済学部金融公共経済学科井上琴音さん(女子バドミントン部)獨協大学経済学部岡野太世さん(硬式野球部)The University of Alabama at Birmingham田中翔馬さん(マルチメディア部)S-ACADEMIC 私大クラス成立学園での生活は、皆勤賞をもらったほど学校に行くのが楽しい日々でした。アース・プロジェクトでは、みんなと泥だらけで田植えができるのが楽しく、自然と触れ合えることが新鮮でした。ナショジオ学習では、高2&高3でペアになって地域課題の解決を議論し、プレゼンした経験が受験の小論文やプレゼンでも大きな力となりました。将来、地方公務員になり、地域の公共課題解決策を立案したいという目標も見つけました。受験勉強では、STSCで周囲の友人たちに励まされて勉強したり、先生に小論文の添削をしてもらい、何度も書き直したりと、仲間や先生、学校環境のおかげで自信がつき、本番に挑めました。鷲宮祭も成立祭も全力で取り組んで楽しかった学校生活。勉強を教え合い、悩みを語り合い、共に過ごしたかけがいのない友人たちに出会えた3年間でした。S-ACADEMIC 探究クラス探究クラスの学びは、とてもユニークなものでした。教科に縛られない横断的な学びの中で、一つの問いに対して、価値観の異なる友人と意見を出し合い、やがて一人では到達できなかった答えにたどり着く。自分とは何かを徹底的に掘り下げていくアート研修。あたり前を疑う力が身についた「時について考える」授業。海外研修では、自身の思いを伝えられない歯がゆさと悔しさを体感し、それと同時に他人のやさしさに触れ、感動しました。高校生活3年間で得たものはと問われれば、探究クラスでの学びが一番の思い出であり収穫であると答えます。この3年間で私の視野は大きく広がりました。物事を多角的に捉え、他者の視点に立ち、寄り添い理解する。その上で、自身の理想を共有できる力を養うことができました。また、圧倒的な英語学習により、IELTSで高いスコアを取得することもできました。これらのことすべてが自信となり、卒業後は世界と日本の懸け橋になれるよう、海外大学へ進学します。自分の夢に最も適した進路を世界地図から選択できる学びが広がるのが探究クラスです。S-ACADEMIC アスリートクラス圧倒的な英語量と繰り返す議論で視野が広がり、自分の考えを表現できた自分で調べ、考え、発表した政治経済の授業野球漬けの日々から次のステップが見えてきた[卒業生メッセージ]
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