瀧野川女子学園中学校|デジタルパンフレット
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051年理想の街を創ろう1年「理想の街を創ろう」では、生徒たちがチームで創造性と起業家精神を発揮するための「デザイン思考」を活用して、まだ世の中に存在しない、しかし、対象となる人達に、こういった街に住みたかった、 と言わせる理想の街を、実際にフィールドワークやインタビューで取材した上で、生徒たち自らの手で、チームで1年間かけて創り上げます。これをただ頭で考えただけのプレゼンテーションで終わらせるのではなく、ジオラマを製作しアイデアを形にすることで、より具体的な提案へと試行錯誤しながら創り上げます。その間、教員はファシリテーターに徹して、生徒たちが自らの力で、自由に発想し、思いを形にする 考え方と技法を学び、実践し、世の中に提案することで、チームで 創造性と起業家精神を発揮する基礎を育みます。2年大道芸ロボットを創ろう2年では、中学1年から独自設置の「情報」の授業で学んだプログラミングを活かして、人を喜ばせることを目的とした自動制御の大道芸ロボットを1年間かけてチームで製作します。東京工業大学ロボット 技術研究会の学生さん達と一緒に手を動かしながら学び、考え、 「デザイン思考」や先端テクノロジーを道具として、チームで創造性と 起業家精神を発揮します。出来合いのキットは使わず、自分たちが表現したい動きと形を一つひとつゼロから作り上げていく喜びは 格別です。皆が力を合わせて作った大道芸ロボットで観客のみなさんを感動させる体験が、将来、先端テクノロジーを利用した起業や新規事業挑戦へのハードルを下げます。3年中学課程修了研究3年では、自由なテーマで自分の面白い、凄いと思うことを指導教員と共に1年間研究します。学問とは、個人の関心から始まり、人類を幸せにする普遍的価値を生み出す営みです。古来優れた科学技術の発見や、人文学的に普遍的な発見が、個人の好奇心から導かれたのと同様に、創造性と起業家精神の根本的な源は、一人ひとり異なる、興味であり、好奇心です。さらに秀でた独創性は、その人ならではの、強いこだわりや情熱から生み出されます。生徒が面白い、凄いと思う事柄には、多くの人にとっても共感できる本質的な感動が潜んでいることが多く、これを学術的なトレーニングを積んだ学士及び修士である教諭たちが引き出し、導き、生徒たちが普遍的な価値にまで辿り着くことは、自分のやりたいことと、世の中が望むことを 繋ぐ考え方と力を鍛えます。全校生徒を前にした7分間のプレゼンテーションで、生徒個人の興味から始まった研究が、多くの人を感動させ、世の中をより良くするメッセージとして伝わった原体験は、 創造性と起業家精神、そして、日々の授業で鍛えられている学術的な思考とが矛盾するものではなく、世の中を良くすると言う確信を生徒たちにもたらします。〜自分の仕事を創り、世界に貢献しよう〜瀧野川の創造性教育

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