瀧野川女子学園高等学校|デジタルパンフレット
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03高校2年事業化実習 ハワイ大学チャリティーバザー国際社会で活躍貢献するために今や一国の中で描くキャリアは存在しません。我が国の若者も、日々変わりゆく国際社会の激しい競争の中で、自らの力で自分の人生を築いていく為の準備に、中高生のうちから取り組む必要があります。そのために、2016年より中高6年間週1〜2単位の、独自の「創造性教育」を立ち上げました。激化する国際競争の中で成功を掴み、望む人生を創り上げ、日本を先進国として 成長させ、世界に貢献していくために、創造性と起業家精神を育み、具体的なキャリアビジョン、キャリア計画を自ら創り上げる キャリア教育として、中高全校体制で行っています。今、若者に求められていること2000年代以降の世界は、急激に進む技術革新によって、これまで人類が経験したことが無い速さで変化しています。国境を超えて、仕事の新陳代謝が非常に速くなっており、日々、多くの仕事が無くなり、それ以上に新たな仕事が生み出されています。そのため、これからの世界で成功を目指す若者には、世界にはまだ無い、新しい価値を自分の手で生み出し、それを仲間と広く世界の人々に届ける力が求められています。起業や社内ベンチャーなどで、事業を起こす能力が求められているのです。そのために、世界に通用する大学、大学院水準の専門能力に加えて、新しい仕事を作り出す創造性と起業家精神を備えていることが強く望まれているのです。2021年度大学入試改革の背景近年、米国スタンフォード大学やMITなど世界の先端大学では、シリコンバレー生まれの「デザイン思考」などを取り入れることで、創造性や起業家精神を鍛え、若者が自分たちで事業を立ち上げるための教育が拡充されてきました。日本においても、 東京工業大学エンジニアリングデザインコースなどでプログラム化が進められています。世界の大学で、より実社会で新しい 仕事を作り出せる若者を育てる教育機関へと、教育の質的な変化が進められているのです。2021年度より我が国で始まった大学入試改革の背景には、これらの大学教育改革の成果があるのです。いよいよ大学入学選抜が、欧米の先進大学と同様に、高校生に自身の明確なキャリアビジョンと、具体的なキャリア計画、そのために準備してきた実績と総合的な能力を求めるものへと変わったのです。大学は変わった。中高は?一方で、大学の改革に対して、我が国の中高教育はまだ立ち遅れています。大学は将来の仕事に向けての専門能力を身につける場所であるにも関わらず、その大学を選ぶ際に、多くの高校生は、適性や将来成し遂げたいことを自覚できていません。 このことで、大学入学後、更には、社会人として就職後のミスマッチが深刻な社会問題になっています。加えて、これまでの 中高教育では、将来の仕事及び人生と学校教育との関連がうまく伝えられておらず、勉強する意味や意義、勉強への興味、 意欲も十分に掻き立てられないことも深刻な問題です。日本の若者はずっと優秀です。変わるべきは、学校です。

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