seMesag09 聖徳学園に入学するまで、ICTにも国際問題にも全く興味がありませんでした。何しろ高校受験が終わるまで、スマートフォンすら持っていなかったのです。ただ、僕は何でも新しいことをやってみたいタイプ。せっかくこの学校に入ったのだから、ICTや国際問題に強くなってやろうという思いで聖徳学園生活をスタートさせました。 ICTの授業の最初の課題は、「外国語を自習して、その言語のレッスンムービーを撮ろう」。そこからiPadの動画編集アプリのiMovieをはじめとした様々なアプリにふれ、動画の編集のやり方や合成の方法など、1年間かけて学んでいきます。こうした学びの成果をいちばん実感したのは文化祭でした。1年次は「24時間テレビ」をリメイクした「24分間テレビ」という作品を制作し、僕はAdobeのPremiere Proを使って動画編集を担当。2年次には体育館の舞台で「スーパーマリオブラザーズ」を再現し、ゲームの背景画面作成や、BGMや効果音をタイミングよく流すといった裏方の役割を担いました。台本作りや作画などは国語や美術の要素があり、ICTの技術だけでなく各教科を融合して作っていくSTEAM教育が体現されていたと思います。友だちに半ば強引に連れていかれて入ることになった国際交流ボランティアでは、アメリカ・マーセッドカレッジとオンライン授業の現状把握・改善提案・実施を共同研究するプログラムのリーダーを務めるまでに。ミーティングやプレゼンは全て英語です。こうしたICTの知識や技術、そしてリーダーシップといった要素をさらに磨いて、将来は都市開発の仕事に就きたいと考えています。開発プランニングだけでなく、土木工事や現場の人員管理など、さまざまな場面で力を活かせるようこれからも学び続けたいです。高校3年 Y.H自分の未来につながるI C T
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