SHOTOKU GAKUEN SENIOR HIGH SCHOOL 202310聖徳学園では一人1台のiPad環境を実現しています。ICTを活用した教科横断型の学びとして「STEAM」「SDGs」に取り組む授業があります。STEAMではICTを中心にさまざまなアプリケーションやサービスの活用方法を、課題解決型の授業を通して学んでいます。SDGsでは現実社会の問題や課題についてグローバルな視点を持ちながら、具体的な解決策について検討・実践して報告会を開催しています。自学自習はただ「勉強しなさい」と言うだけで身につくものではありません。適切な指導と環境が必要です。自学自習を確立する高校生の学習は、自ら学習計画を立てて取り組み、評価と自己分析を繰り返して目標を達成する「PDCAサイクル」で進行します。これを支えるために「自学自習講座」を開催したり、それぞれに合った学びを実行する環境としてラーニングコモンズなどの施設を用意し、卒業生がチューターとしてサポートしています。時代は、作品志向教科横断型の学びSTEAM & SDGs 「個」の学びをサポート聖徳の文化とも言える「自学自習」 STEAMScience、Technology、Engineering、Arts、Mathematicsの頭文字からなる言葉で、一般には理系の教科横断型の学びに、芸術の要素を加えたものを示しますが、聖徳学園では、広く教科横断型の学びに問題解決に向けて創造的なアウトプットを行う学びと考えています。iPadでアプリケーションやサービスを使いながら問題解決のアイディアを創造して作品として表現します。SDGs 「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」に取り組む授業です。17の開発目標を指針として、自分が選んだ国や地域の現状についてリサーチを行い、問題や課題を発見し、その具体的な解決策を考え、実行します。JICAや大学、企業などからゲストを招いて講演や報告会でのレビューなどにご協力をいただいています。最終成果は動画やプレゼンテーション、制作物等を用いて報告会で発表します。チューター 現在の学びは個別最適化されたものが求められています。身近な生徒のサポート役として、卒業生がチューターとして放課後に常駐しています。主にラーニングコモンズや自習室で教科に関する質問だけでなく、学校生活の相談や進学についてのアドバイスなど幅広く対応しています。ICT関連のサポートをメインに行うITチューターも活躍しており、アプリケーションやサービスのサポートだけでなく、受験や進学に必要なICT活用の支援もしています。Learning Commons(ラーニングコモンズ) 放課後のラーニングコモンズは、「個」の学びをサポートする場です。授業のプロジェクトや行事の準備をする生徒もいれば、卒業生チューターに質問をする生徒もいます。一見雑然としていますが、それぞれが「今、自分がやるべきこと」に取り組む姿であり、すべてが自立した学びの表れなのです。もちろん、私語厳禁の自習室や、高3専用の自習室もあり、個々の学びのスタイルに対応しています。
元のページ ../index.html#11