法政大学中学高等学校|デジタルパンフレット
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進学2024 SCHOOL GUIDEMessage法政大学総長から法政大学中学高等学校生へのメッセージ 法政大学の教育、研究、社会貢献の理念を表明しているのが、大学憲章「自由を生き抜く実践知」です。いま社会に必要だと提起されている多様性の尊重や、先見性、実践力などを重視しています。そして、法政大学中学高等学校で学ぶ生徒たちは、大学から入学してくる学生たちよりも早い段階から、この教育理念に沿った学びを経験して育っていくことになります。生徒たちの自律性を重んじ、知的な探究に積極的に取り組み、その学びの成果を効果的に表現し、幅広く共有できる力を育むことを、法政大学の付属校教育はめざしています。そして、法政大学に進学してからは、大学憲章の理念を体現した学生として、他の入試経路を経て入学してきた学生たちに、法政らしい学びのロールモデルとなることが期待されています。 実際に、法政大学中学高等学校出身の学生たちが、あるいはゼミで、あるいは課外活動において、主導的な役割を果たしている姿を大学ではよく目にします。そして、全国、全世界から集う多様な学生たちの中にあって、その違いを大切にしながらも、一致できる共通点を見出して、同じ目的達成のために行動していけるリーダーとなっています。そんな先輩たちに続く生徒たちを期待しています。 高3の12月、法政大学への進学が決定した生徒は、進学する学部学科が内定してから3月の卒業までの期間、「3学期プログラム」に取り組むことになります。大学進学後、もしくはその先のステージで必要となる力は「自ら問題や課題を発見し、それを解決に導いていく力」です。その力を身につけるために①「卒業論文(10000字以上)」か「卒業レポート(2〜3000字程度)」の作成②指定単位数以上の「特別講座」の履修、以上2つの課題に取り組むことになります。①の課題では自ら問いを持ちその問いへの答えを模索し他者に提案するといった大学でのスタイルを先取りして体験し、②では進学後の自分を見据え必要になる幅広い知識や見聞を深めるための講座を選択し学ぶことを目的としています。この2つの柱で将来に必要となる力を身につけてもらいます。  法政大学のアイデンティティや教育目標を理解するための法政大学主催のプログラムとして、高校2年生の7月に実施している高大連携プログラムは、「大学で学ぶ意義」と題した講演をはじめ、座談会、付属校生へのメッセージと質疑応答などを行っています。その他にも希望者を対象として、理系学部の授業を体験できる「ワンデーサイエンスカレッジ in 法政小金井キャンパス」(8月実施)や「 HOSEI Summer English Camp 」(8月実施)という、法政大学の留学生との交流など、様々な高大連携のプログラムがあります。大学付属ならではの進路指導──高校の段階から、大学での学びや現役の大学生に触れ、将来の自分をイメージし、「なりたい自分」に向かって行動を開始します。 法政大学に進学した卒業生を各学部から招き、どんな夢や目標を持ち、大学でどんなことを学んでいるのか、そのために高校時代にどんなことが大切なのかなどをテーマに講演してもらいます。「なりたい自分」をイメージするためには、大学で活躍している卒業生の姿や話は大いに参考となります。高校2年生の冬に行われるOB・OG講演会をきっかけに、自分の進路をより具体的なものにし、高校3年次の学習につなげていきます。 高校卒業後の進路を決定していくにあたって、生徒一人ひとりに合わせてサポートできるよう進路情報室を設置しています。ここでは 教員や職員と面談・相談することができ、幅広い分野の中から、自分にあった進路選択ができるようにサポートしています。法政大学の各学部の研究内容をはじめ、他大学入試に関する情報など、様々な資料や情報を生徒に提供しています。法政大学 総長廣瀬 克哉10高3 「 3学期プログラム」高大連携プログラムOB・OG講演会進路情報室Merit 01Merit 03Merit 02Merit 04To Next Stage法政大学への高い進学率付属校のメリットをいかし、進路を切り拓く

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