法政大学中学高等学校|デジタルパンフレット
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生徒教員対談HOSEI UNIVERSITY JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL── 2人はなぜ修学旅行の生徒H:私たちの学年は3年間コロナ禍だったので、この修学旅行が中学生活最初で最後の宿泊行事でした。なので、自分の力で成功に導きたいという思いが強くありました。生徒K:私もHさんと同じで、自ら積極的に関わって最初で最後の宿泊行事をよりよいものにしたいと思い立候補しました。教員S:たしかに当時を思い出すと、実行委員のみんなからは、自分たちの力で修学旅行を盛り上げるんだという熱意がひしひしと伝わってきていました。教員K:修学旅行を実りあるものにしようと積極的に関わろうとしてくれて、たいへん心強かったですよね。教員S:はい、その熱意が学年全体に伝わって、楽しい修学旅行になったのだと思います。── 修学旅行実行委員の活動の中で生徒H:修学旅行の間近は、毎日放課後、学校に残って現地で奉納する千羽鶴の作成やしおりの作成をするのが大変でしたが、委員会の仲間と協力して楽しく作業をすることができました。委員長としては、集会の際の挨拶を考えることに苦労しましたが、みんなの見本となるよう責任感を持って取り組みました。教員S:実行委員の仕事は、華やかな面よりもむしろ裏方で地味な仕事の方が多かったと思います。それに責任もある役目なので、な実行委員になろうと思ったのですか?大変に思ったことはありますか?生徒K:私は活動日数の多い部活動に所属しているのですが、実行委員の仕事は事前学習から事後学習まで長い期間に渡るので、委員会と部活動の両立に苦労しました。また、クラスのみんなから寄せられた意見や質問をみんなの気持ちに応えられるようにまとめるのが大変でした。教員K:事前学習から事後学習まで1年間をかけて学びを深めました。広島・長崎を題材にした平和学習や夏休みの読書課題を経て、行動班ごとのテーマ設定、コース作り、見学地の下調べを丁寧に行って修学旅行に行きました。修学旅行後もまとめ学習をしてプレゼンテーションを行いましたね。どの班も協力して粘り強く取り組むことができたのは、実行委員の実力と努力の賜物だと思います。── 実行委員として特に意識して頑張ったことはありますか?生徒K:初めての修学旅行にみんなの期待が大きくなっているのを理解できるからこそ、どうすれば実行可能な範囲で、みんなの期待に添えるかを常に意識していました。学年全員にとって最高の思い出が作れる行事にしたいという思いで、1つ1つのことに精一杯取り組みました。生徒H:修学旅行当日、戦争の体験をお話しくださった方々をはじめ、この修学旅行に関わってくださる方々に対して感謝の気持ちを忘れないよう私自身が意識するだけでなく、周りにも声をかけることを意識しました。教員K:みんなとのコミュニケーションを大切にして、お互いを尊重しながら意見を出し合かなか気が抜けなかったと思います。Kさんはどうですか?い、物事を組み立てようとする実行委員の姿勢が本当に素晴らしかったと思います。教員S:そうですね。実行委員として生徒の意見を聞き、可能な範囲で、それに応えていくことも大切ですし、自ら率先して全体の場の雰囲気を作っていくことも大切です。2人とも重要なことに気づけましたね。── 最後に修学旅行実行委員の活動を通して学んだことを教えてください。生徒K:行事の成功の裏には、たくさんの人たちの協力や支えがあることに気づきました。苦労したことはたくさんありましたが、みんなと一緒に乗り越えることができ、達成感を得られました。実行委員になったおかげで人前で話す自信がつき、自分自身の成長も感じることができました。生徒H:私も委員長を経験して人前で話すことに自信がつきました。実行委員では、みんなで力を合わせることの大切さを学ぶことができました。しおりの作成など委員全員で作り上げるものが多かったためです。今回学んだことをこの先も生かしていきたいと思います。教員S:他クラスと連携したり、教員や旅行業者などの大人と多く関わったり、人前で発表したり、実行委員の活動を通して、社会に出たときに求められる総合力を高めることができたのだと思います。この経験を高校生活の中でも生かしてさらに飛躍してください。教員K:2人は委員長、副委員長として特に大変だったと思いますが、たくさんの貴重な体験と学びができた1年だったと思います。成長や達成感を実感しながら、実行委員で得た学びを未来に生かしていってください。■ 生徒コメント ■教員コメント生徒 教員対談中学修学旅行実行委員17中学生編Hosei

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