9 TAMAGAWA ACADEMY 2026【真】 すべての授業で主体性を大切にしており、自ら学ぶ姿勢を育みます。探究学習研究会での生徒によるプレゼンテーション。【善】 チームを結成してアクティビティを行うTAP(玉川アドベンチャープログラム)では生徒同士の絆も深まります。社会科学(地歴公民)分野・模擬国連の活動の様子。【美】 音楽祭ではオーケストラ演奏のもと 12 年生全員がモー ツァルトの「レクイエム」を合唱します。自由研究の成果を学外の科学コンテストで発表。「優れた人格を形成するために大切なのは教養を磨くことであり、人間文化をバランスよくもつこと」。創立者小原國芳がこの考えのもとで生み出した教育理念が「全人教育」です。人間文化として学問・道徳・芸術・宗教・健康・生活の6 方面をあげ、それぞれに「真・善・美・聖・健・富」という価値を掲げ、その6つの価値を偏りなく教育内容に盛り込み、生徒一人ひとりの中でそれらが調和的に高まることを目指します。この教育すべての教科において、学問の本質を体験しながら主体的に学ぶ「探究型学習」を行っています。さらに特化した授業が、毎週 2 時間の「自由研究」です。中学部では教科発展、高等部では大学を見据えた 5つの分野から自由に選択し、生徒自らテーマを設定して研究に取り組みます。プレゼンテーション能力の育成も重視しており、研究成果を発表する機会があります。例えば普段は文系で体育会系のクラブ理念が中学部・高等部におけるすべての取り組みの根底にあります。約61万㎡もの広大なキャンパスには、自然とさまざまな機能を有する施設が共存しています。そこでは、学問はもちろん、芸術分野でホンモノに触れたり、実験・実習施設で労作したりする体験、健やかな心と体を育むためのプログラムを通じて、全人教育が実践されています。自ら考え、実践し、個性を発揮できる、そんな人間力を身につけることを目指します。に入り、自由研究ではサイエンスをテーマにしたり、吹奏楽部の生徒が理系的な視点で音楽を研究したりと、学問を横断しながらさまざまな才能を発揮する生徒もいます。さらに、まとめた研究成果を持って、全国・世界大会での受賞や学外の学会で発表する生徒もいます。また、玉川学園はスーパーサイエンスハイスクール校に指定されており、最先端の科学技術を学ぶことに特化しています。全人教育探究型学習360°成長につながる3 本の柱
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