玉川学園中学部・高等部|デジタルパンフレット
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29 TAMAGAWA ACADEMY 2026東京大学 教養学部理科一類株式会社テレビ朝日北里大学 医学部医学科『おっさんずラブ』シリーズ全作でプロデュースを担当しています。一生懸命集めたメンバーと毎日をともに過ごし、チームが家族のように育っていくのがプロデューサーの仕事の醍醐味です。在学中は演劇部に入部し、11年生で初めてオリジナル脚本で演出も行いました。仲間とはしょっちゅう喧嘩もしましたが、朝から晩まで一緒にいて一つのものを作り上げた経験は、人として大切なことを教えてもらったように思います。卒業時に贈られた玉川モットー「人生の最も苦しい いやな 辛い 損な場面を 真っ先きに 微笑を以って担当せよ」の色紙は今でも家に飾ってあり、プロデューサーになってからも迷った時に何度も読み返しています。玉川の丘に通う中でたくさんの挑戦する機会に恵まれました。中でも、自由研究を通した物理学の研究活動において多くの恩恵を受けました。さまざまな協力者を得て深く・広く学ぶことができ、その結果、海外の大会にも参加し、賞を受賞することができました。また、Round Square 国際会議など、多種多様な海外研修も得難い機会だったと思います。この丘で、実は世界はとてつもなく広いことを知り、楽しく挑戦を繰り返しながら自らの目標に向かって進んできました。まだ道のりは途中ですが、私は将来、病原菌退治や対症療法だけではない、広く世の中に貢献できる医師を目指しています。卒業後も玉川っ子らしく生きていきたいと思います。貴島 彩理さん( 2007 年度卒業)奥 真美さん( 2024 年度卒業)國吉 仁志さん( 2024 年度卒業)サイエンスクラブでロボカップへの出場やロボットの個人研究に取り組みました。ロボカップでは日本大会で優勝し、世界大会に出場しました。ロボットやプログラミングに詳しい先輩方と開発を行い、多くを学びました。個人研究では人とロボットの協調作業をテーマに取り組み、玉川大学脳科学研究所の教授の指導のもと、VR 空間での実験を実現しました。この経験から人とロボットのコミュニケーションという課題への理解も深まりました。大学では教養教育を重視し、幅広い分野を横断して学びます。機械学習や制御工学の知識を深めるとともに、認知科学を通じて人の理解を深め、人とロボットの協調作業の研究を発展させたいです。夢に向かって進む卒業生

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