自由学園中等部・高等部|デジタルパンフレット
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2025年度新制服はじまるSpecial feature02 自由学園 中等部・高等部 School Guide 2026そんな思いから、自由学園の中等部・高等部では、2023年に450人の生徒が参画する新制服づくりがスタートしました。共学化という大きな転機にあたり、始まった制服プロジェクトですが、そもそも制服とは何なのか、「らしさ」や「□える」ことを求める意識はなぜ生まれるのかという本質的な議論が繰り返されました。「曇りの日(cl o u d y d ay)に生きる誰かのために行動しよう」C LO U DYは、アフリカの 教 育・雇 用・健 康を支 援する特定非営利活動法 人です。ガーナに学 校や自社 工場を設 立し、現 地女性の雇 用創出や学 校 給 食の提 供、生 理用品の配布などを行っています。活動を支えるファッションブランド「CLOUDY」は、鮮やかなアフリカンテキスタイルを用いたアパレルを展開し、売上の一 部を支援 活動に還 元。「社 会を良くすることは、誰かの“曇りの日”に寄り添うこと」─ ─ その想いをカタチにしています。話し合いやアンケートを何度も重ねてたどり着いた結 論は、「毎日制服を着用する必要はない。ただし定めた日には式服を着用する。」という内容でした。毎日着なくても良い式服だからこそ、毎日着たくなるデザインとストーリーを持った学園の学びを表すものにしたいと考え、ファッションを通じて世界の課題に取り組むブランド「CLOUDY」との共同プロジェクトをスタートしました。この制服は、“誰のための制服か”“何を伝える制服か”を問い直し、生徒主体で企画、社会貢献の仕組みに至るまで、約2年にわたって関わり、未来への願いを込めて形にした「想いの集まり」です。CLOUDYとは制服を着るだけで、社会を変える一歩になる巻頭特集自由学園×CLOUDY共同プロジェクト生徒がつくる、伝えたくなる制服。制服から始まる、未来を思う学び

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