自由学園中等科・高等科|デジタルパンフレット
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超実践的教科横断授業「家庭科×数学×科学+α」の収穫の喜びは想像以上世界一の給食!■で薪を使って炊くご飯クリスマス午■会の食事12自由学園 中等科・高等科 School Guide 2024 自由学園では、学校を一つの「大きな家族」と考え、毎日生徒も教員も一堂に集まり、全員で食事を共にする時間を大切にしています*1。 幼稚園から始まるどの段階の子どもたちもキャンパス内に自分たちの畑を持ち、二十日大根、サツマイモ、大根、カブ、白菜、オクラ、トマト等の野菜を栽培し、豚やニジマスも育てています。中等科生徒による野菜作りを大学部の学生が指導するなど、異年齢の交流の場にもなっています。収穫された食材は一年を通じて食卓に上がります。食の営みに関する技術や教養、食の循環を学び、食が命の源であるという実感と、すべての命あるものへの感謝の心を養っています。 食事作りは、家庭科の授業の一部として、数百人分を料理します*2。教員の助言を受けながら、食事作りというひとつの事業が、どのような準備と協働から成るかを繰り返し体験します。調理技術だけでなく、段取りやトラブルへの対処など、計画と実行を体験し、栄養価や費用も計算するので、プロジェクトマネジメントや経営マネジメントにつながる教科横断的な学びになっています。この一連の経験は、社会に出て、「自分の頭で考え、計画し、周りの人たちと協働しながら物事を進めていく」重要な実践となっています。*1 新型コロナ対策のため、状況に応じて各教室での食事など予防を行っております。*2 別学となっている2023 年現在、女子部と男子部では昼食づくりの仕組みや頻度が異なり、共学化後の体制については、 教員と生徒による話し合いが進められています。食と農―「命あるもの」とつながる。食の循環を知り、命の源を学ぶ生徒全員分の食事作りから学ぶマネジメントスキル教室では学べない実学

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