自 分 た ち に何 が で き る か を 考 え る貴 重 な 経 験 に な り ま し た世 界 一 の給 食 !収 穫 の 喜 び は想 像 以 上18 自由学園 中等部・高等部 School Guide 2026自 由 学 園 で は 、学 校 を 一 つ の「 大 きな 家 族 」と考え 、毎日生 徒 も 教 職 員も一 堂 に等 部生 徒による野 菜作りを大学 部の学生 が 指 導するなど、異 年齢の交 流の場にもる 技 術 や 教 養 、食 の 循 環を 学 び 、食 が 命 の 源 であるという実 感と 、すべ ての 命あ集まり、全 員で食事を共にする時間を大 切にしています。 幼稚 園から始まるどの段階の子どもたちもキャンパス内に自分たちの畑を持ち、二十日大根、サツマイモ、大根、カブ、白菜、オクラ、トマト等の野 菜を栽 培し、豚やニジ マスも育てています。中なっています。収穫された食 材は一年を通じて食卓に上 がります。食の営みに関するもの へ の 感 謝 の心 を養っています 。生徒の食事に対する課 題 意識や関心から発展し、食への考え方を見直そうと、マクロビオティックの学びを実 践しました。動 物 性 食 品の 使 用を抑えることや、農 園のオーガニック化 、環 境 へ の 配 慮 な ど 、実 際 の 学 園 で の 食 事 を 通して マクロビ オティックを校 内で広めようと、マクロビオティック料理 研 究 家の中島デコさんに生徒が 直接思いを伝え、約30 0人分の食事作りをサポートして頂きました。作 時 の労力やエネルギー消費を抑え 、環 境に配 慮した持 続 可能 な農 法として注目由 学 園 那 須 農 場と学 園 キャンパ スで 実 証 実 験 をしています 。「 R O 農 法 」「 慣 行 農法 」「 有 機 農 法 」それぞ れ の方 法で 和 綿や サツマイモを栽 培して 、比 較した 結 果やRO農 法(環 境再生型有 機 農業)は、自然の力を活用して、土壌中に地 球温暖 化の原因である炭素の貯 留量を増やすことのできる農 法です。土 壌を耕さず(耕すことで土壌中に貯 留された炭素が 放出されている)、農 薬や化学肥 料の使 用をせず、土壌を常に植物で被覆することで、豊かな土 壌と生 態系を維 持することが できます。農されています。これらの活動は中高生が最高学部生と共同で行い、栃木県にある自考察をエコプロダクツ展で 発 表することで、広く社会に効果を提唱しました。食と農―「命あるもの」とつながる。食の循環を知り、命の源を学ぶマクロビオティックの第一人者中島デコさんとの食事作りRO(リジェネラティブ・オーガニック)農法グループがエコプロダクツ展に出展知るだけでなく体感するSDGs知識から経験、実感へとつなぐ肌で感じるサステナブル
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