自由学園中等科・高等科|デジタルパンフレット
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2015年度卒業/ 日本赤十字豊田看護大学看護学部卒業清風寮で6年間過ごしました。中等科1年の頃は不安や寂しさを感じましたが、何気ない会話、同級生や上下級生との関わりなど、生活を共にする中で寮生たちが家族のような存在となり、楽しんで寮生活を送ることができました。自由学園では学校や寮で生徒が主体となります。そうした日々を通して、本質を問い、自ら考え、行動する力を養うことができ、大学での勉強や日常生活の中で自分自身や物事と誠実に向き合うことができたと思います。今後の目標は、看護師・保健師の資格を生かし、関わる人がその人なりの生活や健康を営めるよう貢献していくことです。また様々な新しいものや考え方にも誠実に向き合い、自分の考えを持って生活していきたいと考えています。2012年度卒業/ 九州大学卒業/ ㈱糸島ジビエ研究所 代表捌師(はちし) 代表取締役新入生が最初に教室で会うのも、終業式の日に教室にいるのも、東天寮での指導役も新入生係。高等科3年の生徒に過ぎない私たちが、中等科1年の新入生たちの前に立つことの怖さと責任は本物でした。仮にも教える側にある自分たちがどれほどのものなのかと人間を問われる日々は、教える以上に学ばせていただいた1年間でした。私はジビエという、自然と現代社会と食の交わるところを生業としています。我ながら自由学園で学んできたことを生かしきって今があると思います。学園では、自分がしたいことは何なのか、それはどんな意味があり、社会の中でどう実現していくのかを、体と頭を動かしながら学びました。そして、いかに楽しく活き活きと生きていけるかを学ばせていただいた学校でした。これからも発想豊かで感謝を忘れず、自然体で、今この時と目の前のひと、ことを大切にできる生き方をしていきたいと思っています。自由学園 中等科・高等科 School Guide 202421偏差値や社会的価値に捉われず物事や人間関係を考える力が養われました。タフで充実感に溢れた日々、本物を学ぶ学園のあり方が今の私の礎に。自由学園100人の卒業生+高橋学園長による自由学園卒業生インタビュー 特設サイト自由学園で育った卒業生たちの活躍の場は実にさまざま。既成の枠にとらわれることなく、創造的に生きる力を養ってきた彼・彼女たちは、個性豊かにイキイキと自分らしい道を歩んでいます。その一端を是非感じ取ってみてください。 の活躍の場も多種多様伊藤香菜子西村直人

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