自由学園中等部・高等部|デジタルパンフレット
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制服を通して学び、考え、選び、伝える。自由学園はこれからも生徒が主役となってより良い社会のあり方を模索していきます。この制服を着るあなたが、世界とつながる第一歩になる。「制服を買って終わりにしたくない。「選 ぶって大 変だけど、責 任があるってこと。だからこそ、自信を持って着られる服になった。」生徒□デザイナーの共同デザイン自由学園のスクールカラー、校歌、自然をモチーフに、生 徒の意 見を取り入れてデザイン。CLOUDYのガーナ人デザイナーとも対 話を重ね、異 文化のエッセンスも織り込みました。制服の購入代 金の3%を、CLOUDYが 支 援するガーナの子どもたちの学 校 給 食や女性の生 理用品提 供に寄付。寄付先の用途は、生徒たち自身が 議 論して決めました。自分たちが選んだ制服 が、世界の誰かを少しでも支えられるように。」そんな願いが、制服のひとつひとつに込められています。さらに、卒業後は後 輩に制服を譲 渡したり、使わなくなった制服をリメイクして再 利用する仕組みも検 討中です。制服は、次の世代へ、そして未 来へとつながっていきます。自由学園では、制 服づくりも「学び」として取り組 んでいます。このプロジェクトには「家 庭 科」や、自由学園 独自の学び「共 生学」で知ったファッションの裏側にある課 題(環 境問題、労 働問題)への理 解や、共学化を通して「みんなで 一つのものをつくる」姿勢が 詰まっています。価格、デザイン、理 念、文化、全てのバランスを取りながら、悩み、話し合い、形にした制服は、生徒 一人ひとりの「社会を変える視 点」の象徴でもあります。環 境と社会へのまなざし制服の素材にはリサイクル素材を採用。ペットボトル 再生 素 材を使 用した布地や、「思想しつつ生活しつつ祈りつつ」の理念を刻んだボタンなど、細部まで意味を込めました。見えないこだわり裏地のアフリカンテキスタイル、隠しチーフなど、普段は見えない部分にもメッセージが込められています。03「人に伝えたい制服」を目指して「制服が、誰かの助けになる」制服から始まる「社会と自分の関わり」自由学園 中等部・高等部 School Guide 2026 

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