自由学園中等科・高等科|デジタルパンフレット
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探求で生徒が校舎改修プロジェクトに基本構想から参画初生と一に学等部緒ぶ!生徒が利用できるカフェ機能も設置A■t■o■ ■e■r■i■gA■t■o■ ■e■r■i■g 毎週土曜日は、集中して一つのテーマに取り組む学び『探求』の時間として確保されています。生徒それぞれの興味や問題意識から出発し、自ら問題を発見し、主体的・協働的に学び、問題解決に向かう力を養います。答えのないこの世界で、自ら問いを立てて、自ら答えを出す―探求は、生きる経験そのものです。一般に「探究」の文字が用いられますが、自由学園では、その問いが生涯を通じてあらゆる可能性に広げるために「探求」を用います。 自由学園の探求の特長は、生徒が探究した内容を他の生徒や様々な教員にプレゼンし、外部の専門家からも意見が得られるリフレクションの機会が保たれていることです。探究は自らの意思で突き詰めるため、ともすると探究活動は自己満足に陥りがちですが、自由学園の『探求』は他社の意見や評価を得る仕組みが多く用意され、さらなる広がりを生み出しています。 2023年2月、探求的な学びの推進のための校舎改修プロジェクトが竣工を迎えました。基本構想は、学園の有志生徒たちが中心となり、建築設計事務所や大学の建築学科と共に築きあげました。計画を考えるにあたり、先進的な学校建築を見学し、同時に、学園内の多くの建築設計を行った、フランク・ロイド・ライト、遠藤新、遠藤楽の建築を学びました。歴史的建築の良さを生かしつつ、自分たちがどう学びたいかを深く考え、具体案を作った設計士と対話しながら軌道修正しました。自分たちのことだけでなく、未来の生徒のことも考え、時代や状況に合わせて可変性や流動性を持たせた学びの空間『ラーニング・コモンズ』の構築を実現しました。 この経験を活かし、現女子部キャンパスの改修計画が進められています。自由学園 中等科・高等科 School Guide 2024こんなこともしています!損益計算などの簿記の基礎に触れ、収益を生んだスクールカフェの経営。金と鉄の精錬方法や人類との関わりを研究し、実際に収集した元素と展示。キャンパス内の植生を研究。(学園には約四千本の樹木や豊富な植生が生存)戦時に空襲で亡くなった自由学園の生徒について調べ、一冊の本を刊行。09この先の人生で、なにをしたいですか??夢中になることを見つける『探求』自分たちが学ぶ空間は、自分たちでつくる。

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